先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

 

まず先週は指標発表や重要イベント満載で、
それによってチャートも急騰急落が繰り返され、
デイトレで指標発表を避けているトレーダーの場合は
動いている割にはやりにくい相場状況だったといえるかもしれません。

 

月曜日には、ISM製造業景況指数
水曜日には、ADP全国雇用者数、ISM非製造業景況指数
木曜日には、ECB政策金利、ドラギECB総裁の記者会見
金曜日には、雇用統計

これらを避けながら利大を追求するのは難しかったですね。

 

またユーロ圏での政情不安なども随時報道されて、それによる乱高下も見られて、
チャート的にはきれいな流れるような感じではなく、突発的な動きが目立ちました。

 

それぞれの通貨ペアを1時間足チャートで見てみると、
週前半はEURJPYとUSDJPYが青色スパン上で推移しており、円売り傾向にありましたが、
週後半に向けて徐々にドル買いとユーロ売りが目立つ展開となっていったようです。
fxchart070701
fxchart070702
トレンドの転換、継続については、
エジプトやポルトガルの政情不安によるリスク回避の円買い
ドラギ総裁発言によるユーロ売り、雇用統計によるドル買いなど、
どれも1時間足では、ローソク足1本分の長い陰線、陽線が起点となっていて、
トレードには不向きなチャートパターンでした。

 

指標発表トレードをしている人にとっては、
今週のような発表後に一方向だけにしか動かないような展開は、
理想的だと言えますが、私のような指標発表を避けるトレーダーにとっては、
その後の展開が横ばいになることも多く、やりにくかったです。

 

ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
2日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
2日のドル買いの流れに乗ってのEURUSDのショート、
3日のユーロ売りの流れに乗ってのEURUSDのショート、
これくらいでしょうか。

 

週末を迎えての直近の動きとしては、
ドル買い>円売り>ユーロ売り?
という力関係になっていると思われます。

 

雇用統計の結果を受けて、QE縮小思惑からのドル買いが
来週以降も続くように思います。

 

ですので、ドル関連の通貨ペアは、ドル買い方針で、
クロス円に関しては、トレンドはハッキリせず難しそうですが、
基本的には円売り方針で臨みたいと思います。