先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

 

先週は、前半はほとんど動きなし、
後半は重要イベントに振らされる展開となりました。

 

特に水曜日からは、ADP雇用者数、GDP、FOMC、
ECB政策金利、ドラギ総裁会見、雇用統計と続き、
イベントを避けるデイトレーダーはやりにくかったと思います。

 

私も非常にやりにくかったです。

 

下記チャート内に書いてある、青色四角枠はスパンモデル的に買い有利、
赤色四角枠はスパンモデル的に売り有利な場面なのですが、
前半は明確な場面がどの通貨ペアも見られませんでした。

 

後半にはようやく方向性が出てきましたが、
イベント起点による急騰急落から始まる事も多く、
初動を捉えるのは難しかったですね。

 

EURJPYは、週後半には円安による上昇トレンド、
EURUSDは、週通して方向性なし、
USDJPYは、週後半には円安による上昇トレンド、
となっており、全般的には好調な経済指標によるリスク選好的な動きでしたが、
週末の雇用統計がそうした動きを一気に打ち消しています。
fxchart1week0804
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
31日のユーロ安の流れに乗ってのEURJPYのショート、
1日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
くらいでしょうか。

 

EURUSDに関しては、方向性が全く出ていない事と、
イベントの時間との絡みもあって、
まともなトレーディングは出来なかったですね。

 

週末を迎えての直近の動きとしては、
円買い>ドル売り>ユーロ不明
という力関係になっていると思われます。

 

期待はずれとなった雇用統計を受けての週明けからの動きに注目です。
市場の9月QE縮小開始期待は後退していることから、
ドルの方向性が分からなくなってきており、
月曜からも円主体の動きになるような気がします。