先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

先週は、実質的に今年最初の週でしたが、
原油安がメインの話題として取り上げられましたね。

チャート的にも原油安がリスクと捉えられての円買いの動きが見られましたが、
それに加えて週初はユーロ売りの反応の方も強ったように思えますね。

確かに、原油安はユーロ売りにもつながりますが、
それ以外にも、ギリシャ懸念やフランスのテロ事件などの悪材料も重なった事で
それらを併せてのユーロ売りなんでしょうか。

細かく見ていくと、週半ばはドル買い、米雇用統計後の終盤は円買いと
相場を動かす通貨が次々に変わっていって、
年初にしては割と大きく動いた方でしょうか。

年をまたいで、日足レベルのチャートの形状も変わってきましたので、
大きな流れを再度確認しておきたいですね。

という事で、先週の各通貨ペアの動きを確認してみます。

下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上から順にEURJPY,EURUSD,USDJPYです。

チャート内に、青色枠赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。

EURJPYは、寄付きはギャップダウンスタート。窓を埋めずにそのまま下落して、
赤色ゾーンばかりが目立つ展開で、戻り売り戦略がやり易い状況でした。

EURUSDは、年初の2日がギャップダウン、先週の寄付きもギャップダウンで、
2営業日連続の窓開けという珍しいチャート形状。

やはり、赤色ゾーンの下をショートだけしていれば良い週でした。

USDJPYは、ちょっと大きめのボックス相場でしょうか。
トレンド転換場面ではダマされる可能性ありましたが、
遅行スパンの絡みを除いていけば、方向性は間違える事なくできたはずです。
fxchart15011101
fxchart15011102
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
5日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
6日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
7日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
5日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
7日のEURUSD、ドル買いの流れに乗ってのショート、
8日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、

こんな感じでしょうか。

日足、4時間足に沿った継続性のあるトレンド状態が多かったですし、
年初にしてはそれなりにボラティリティも大きかったので、
割とやり易い週だったですね。

週末を迎えての直近の動きとしては、
円買い>ドル売り>ユーロ不明
という力関係になっていると思われます。

強い米雇用統計にも関わらず、最後は円買いで引けているのが気になりますが、
米のファンダメンタル的な変化は起こっていないので、
それほど気にする事もなさそうです。

一応現状では、米経済の緩やかな回復と利上げ期待、
欧州と日本の金融緩和の拡大継続というシナリオは変わっていないですが、
まずは原油安の落ち着きどころが気になりますね。

月曜以降の相場は、原油の価格が話題になるかどうかで
展開が違ってくると思いますが、基本的には円主体の動きを想定しています。