先週は米雇用統計の発表がありましたが、予想外の弱い数字となり、
発表直後は急激なドル売りとなりました。

一部ではネガティブサプライズとも表現されていて、
年内の利上げが遠のいた印象もありますね。

しかし、チャートの動きを見てみると、
確かに米雇用統計の発表直後は急激なドル売り反応となりましたが、
日本時間の深夜以降には、はやくもドル買いによる戻しの動きが出てきています。

USDJPYはV字回復傾向、EURUSDは逆V字回復傾向となっていて、
米雇用統計発表前のレートに戻りつつあります。

一応今回の発表を受けて、利上げ時期が遠のいた印象を受けましたが、
しかし、利上げシナリオが取り消されたわけではなく、
いつかは利上げする事に変わりは無さそうなので、
そうした思惑を見越しての動きが早くも出ているのかもしれませんね。

では今回も、テスト開始から36週経過分の収支曲線を公開します。
portfolio15100401

トータルの成績ですが、前回+36.67%で、今回+29.41%なので、
この1週間で、-7.26%の減少となりました。

先週は週末の米雇用統計を控えて、明確なトレンドにはならず、
浮動の多い状態が多かったので、
トレンドフォローのEAにはあまり適さない展開だったようです。

できればトレンドが起きていない時には、エントリーを控えるようにしたんですが、
全ての相場状況をプログラミングする事はできないので、
ある程度の持合での損失は許容しないといけないですね。

しかし、先週はUSDJPYに関しては、
持合を避けるという方針が概ね功を奏したようです。

以下は、先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートで、
私のEA群がどこでエントリー、決済したのかを示しています。
portfolio15100402
(B)はBUYを表し、青点線でロングのエントリーから決済までを表しています。
(S)はSELLを表し、赤点線でショートのエントリーから決済までを表しています。

週末の金曜日に米雇用統計による大陰線がありますが、
それまでは上下80PIPSほどの持合相場でした。

こうした持合相場の時にはできるだけエントリーを控えたいんですが、
先週に関しては、3回だけのエントリーにとどまっており、
概ね私の希望した通りの挙動をしてくれました。

EAというと、どんどんエントリーしてほしいと思ってしまいますが、
利益を上げにくい場面を避ける事は、EA開発の重要な課題の一つです。