スパンモデルと通貨の力関係で先週の相場検証~歴史的なGBPJPYのチャートを復習

私もトレーダーとしては10年選手になってきており、
その間、為替というフィルターをとおして世界中の出来事を見てきましたが、
先週は久しぶりに歴史の目撃者になりましたね。

これまでも

リーマンショックでの数か月に及ぶリスク回避の動き
東日本大震災での日経平均先物のストップ安と執拗な円買い攻め
スイスフランショックでわずか数十分の間に起こった数千PIPSにおよぶCHF爆買い
ギリシャ危機で反緊縮派が勝利して、EURの数百PIPSに及ぶ窓開けギャップダウン

などなど、
数多くのサプライズを目の当たりにしてきましたが、
今回はそれらに匹敵する、いやそれ以上のインパクトを持った出来事でした。

数か月前から英のEU離脱懸念でGBPは下げていましたが、
直近になってEU残留派が盛り返してきて、

「なんだかんだあったけど、結局は残留派が勝利して何も変わらないんでしょ」

的な雰囲気も出てきたところ、
いざ開票を進めてみると、意外にもEU離脱派が優勢となり、
事前予想とは違った展開に大慌ての様子がチャートからも読み取れましたね。

最終的には、最も影響が強く出でたGBPJPYでは、
直近の高値から2700PIPS27円ほどもたった1日で下落しており、
近年では滅多に見られないであろう現象に立ち会う事となりました。

先週はトレード云々、それどころではない相場状況でしたが、
一応、記念としてGBPJPYのチャートを復習してみます。

以下は、先週1週間分のGBPJPYの1時間足チャートです。

チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。

そして、サブウィンドウは、私が独自特典として提供している
MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです。
cpb16062601
通常、1時間チャートを掲載する時には、
縦軸の目盛幅は30PIPSほどに固定しているんですが、
先週のGBPJPYに関しては、例外的な超高ボラティリティなので、
縦軸の目盛幅は通常の5倍の150PIPSほどに縮小しています。

先週はニュースばかりに目が行っていたので、
テクニカルを論じる事にそれほど意味は無いですが、
一応、英国民投票前までは、EU残留派が多いという事前予想を反映して、
GBP買いの上昇トレンドが優勢に推移しています。

そして、開票速報が開始した直後もEU残留派が優勢となっていて、
上げ幅を広げる展開となっていましたが、
日本時間の朝方付近からEU離脱派が思った以上に多い事に警戒して一気に下落、
その後、EU離脱派の優勢の確度が上がるにつれて下げ幅は増していき、
結果的には、直近高値から僅か6時間程度で27円も暴落しています。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を見ると、
英国民投票前までは継続的なポンド買いでしたが、
EU離脱派が優勢と分かるやいなや、
急激なポンド売り、円買いに転換しています。

通常、このサブウィンドの値は±3以内で収まるものなんですが、
MAXのポンド売りの時には、-4.3まで下げており、
今回がどれだけの異常相場、イレギュラー相場だったのかを物語っています。

週末には各国がいろんな対応策を発表、模索しているようですが、
これで収まったわけではありません。

今後も英のEU離脱に向けた具体的な動き、交渉が
数ヶ月、もしかしたら数年レベルで継続する可能性もあり、
何かある度に話題に挙がってきそうで
長期的な為替の主要テーマとなっていく事も考えられます。

そして、それが波及しての長期的な円買い、ユーロ売りも有り得ます。

こんな時こそ、ニュースに振り回されず、
チャートに忠実に従っていきたいですね。
私達のよりどころはチャートなんですから。

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