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MA21とボリンジャーバンドの±1σ~±3σだけです。

 

しばらくの間、下降トレンドが続いていましたが、
徐々に持ち直してきているように見えますね。

 

あなたは、このチャートを見たときに、
どのようなチャートパターンを見つけ、どこにラインを引きますか?
(下の画像を見ずに考えてね)

 

 

 

 

 

 

 

 


先の問題図は、先週金曜日21日のUSDCHFの1時間足チャートでした。
つい先日のチャートですから、見覚えがある人もいるかもしれませんね。

 

そして、上記図は、問題図からローソク足7本進ませています。

 

まず、チャートのパターンとしては、
黄色のラインで引いたようなWボトムの形状が見られますね。
このパターンは分かりやすかったと思います。

 

Wボトムということは、
図のようなオレンジ色で引いた水平のネックラインがありますね。

 

このネックラインは、Wボトム形成期間中に、約3回ほど試されていますので、
トレーダーみんなが意識しているラインだと思われます。

 

しかも、このラインというのは、Wボトム形成以前では、
ボリンジャーバンドの絞りからの下降エクスパンションに発展した、
下値支持線割れのラインでもあるんですね。

 

つまり、
前回の下値支持線が、Wボトム形成中に上値抵抗線に変化していた
ということです。

 

ですので通常なら、より強固なラインになっていると考えられます。

 

ちなみに、ネックラインに向けた上げに関しても、
右肩上がりの下値支持線が引けますので、
Wボトムでありながら、アセンディングトライアングルでもあります。

 

これらのラインを総合的に判断すると、
水平に引いたオレンジのネックライン超えは
明確なロングサインであると思われます。

 

ですので、この付近では、例えば5分足チャートなどを使用して、
その動きをより細かく見ていく必要があるでしょう。

 

下図は、そのネックライン越えの部分の5分足チャートです。

1時間足チャートと同じ位置に水平のオレンジのラインを引いてあります。

 

しかし、このライン越えあたりの動きは、正直難しいですね。

 

単純に、機械的に越えたらエントリーでもいいですが、
それだと、再度のオレンジライン割れでの対処が難しいです。

 

この程度の割れでも損切りとするのか、それとも、もう少し粘るのか、
このあたりはトレーダーにより意見が分かれると思います。

 

右端のメモリを見ていただければ分かりますが、
エントリー後の再度のネックライン割れでも、含み損は10PIPS程度です。

 

潔く損切りして、再度ネックラインを超えてきたら再エントリーでもいいですし、
もう少し粘る、という判断も出来そうです。

 

ちなみにこの時の時間帯は、金曜日の深夜24時を回ったあたりです。
ですので、ポジション調整の動きとか、
ちょうど財政の崖問題でのニュースも出ていた状況でしたので、
それにより、テクニカル的な動きがしづらかったという事も考えられます。