先週は、某国が何も行動しなかった事と、
イエレンFRB議長の利上げ前向き発言により、
ドル買いが優勢な展開となりました。

これまでのニュースの流れを追っていくと、
どうやら12月のFOMCでの利上げが確実視されているようで、
それを織り込むようにドル買いが進行しているようです。

また、日本では衆議院が解散されましたが、
特段、円に反応するわけでもなく、
こちらには市場は無関心というか、
大きな波乱はないだろうと思われているんでしょうね。

という事で、
先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb17100101
週初から明確な下降トレンドとなっており、
赤色ゾーンがレジスタンスラインとして効いていることが分かります。

こういう時は素直に赤色ゾーン付近からの戻り売りとなりますが、
どんな手法を用いたとしても、
ショート主体で見ていけば特に問題は無かったでしょう。

また、週中以降は、
Wボトムを付けてからのネックライン越えとなり、
遅行スパンの陽転、青色ゾーンへの転換へと続き、
トレンド転換としては分かりやすいパターンでしたね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
今回のEURUSDの下落というのは、
週初はEUR売り主体であり、
週中からはUSD買い主体に切り替わっている事も読み取れます。

週初のJPY買いは某国外相の発言によるリスク回避の動きですが、
これは一時的なものに収まっており、
それ以降のJPYには方向感は出ていません。

さて、今週からは10月相場に入りますが、
週末には米雇用統計が控えています。

今回の米雇用統計ではハリケーンの影響が必至で、
市場予想も弱気なものが多いですね。

このような、事前に弱気に傾いている時には
よっぽどのネガティブサプライズ的な数字でない限り、
発表後はドル買いに傾きやすい傾向があると思っているんですが、
果たしてどうなるでしょうか。