先週はNYダウも日経平均も軟調に推移し、
これまでの上昇に対する調整の動きを見せましたが、
それにつられてなのか、為替ではドル売り円買いの場面が多かったですね。

一応、米の税制改革案に関する不透明感や
ロシアゲート疑惑などが話題に上がりましたが、
これらは特に大きな材料というわけでもなく、
これまでの蒸し返しですので、目新しさには欠けた印象です。

そんな中、独GDPが予想以上の数値だった事を受けてユーロ買いが進行し、
EURUSDはユーロ買いとドル売りの相乗効果で上値を伸ばしています。

という事で、
先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週初は持合で推移していましたが、
14日の独GDPを受けてユーロ買いとなり、上昇トレンドとなりました。

しかし、日足レベルの前回高値であるオレンジライン付近で頭を抑えられ、
その後は高値圏での横ばいとなっています。

4時間足や日足を見ていたトレーダーの中には、
このオレンジラインのブレイクを狙った人もいたでしょうが、
その場合はダマシとなり損切りになってしまったでしょうね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週初はEUR買いで、週半ばからUSD売りにシフトしている事が分かります。

通貨の強弱の観点でいうと、
EURUSDがオレンジラインのブレイクに手間取っていると感じたなら、
GBPUSDの買いやUSDJPYの売りに変更した方が良かったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
23日は米感謝祭、24日はブラックフライデーとなっており、
週末にかけて市場参加者が少なくなりそうです。

また、大きなイベントもないので、
突発的な事件、ニュースが出ない限りは
限定的な動きにとどまりそうです。