先週は久しぶりにユーロが主役の1週間でしたが、
その原因となったのが、
ドイツの連立政権に関する協議のゴタゴタ劇ですね。

週初にはドイツ連立政権の協議が失敗したとの報道を受けて
ユーロクロスのほとんどは売りが強まる格好になりました。

その後は日米の祝日があり、動意薄の展開となりましたが、
週末にかけて、ドイツ独連立政権の交渉に進展が見られたことで
ユーロが一気に買い戻されています。

最近のユーロ圏の経済指標は良好なものが多いので、
何もなければユーロは買われる傾向が強いのではないでしょうか。

という事で、
先週1週間分のEURJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週前半は遅行スパンが陰転し、赤色ゾーンの下で推移している期間が多いく、
週後半は遅行スパンが陽転し、青色ゾーンの上で推移しました。

しかし、週前半に関しては、
雲の中にレートが入り込んでいる場面も多く、
雲が抵抗線として機能しているかどうかも判断しにくかったので、
トレーディングとしては難しかったですね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、週前半のEUR売り、週後半のEUR買いが目立っています。

JPYに関しては、他国で悪材料が出れば買われますし、
他国で好材料が出てば売られる展開となっており、
相変わらずのリスク要因としての役割を担っています。

さて、月曜からの相場ですが、
米の感謝祭、ブラックフライデーが終わって、
市場参加者も戻ってくるでしょうか。

一応、ドイツに関しては、党首会談も予定されており、
連立政権による政治の安定化の期待もあるようですが、
もしここで破談になったら、もう一波乱ありそうです。