先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
まず週が始まる前は夏期休暇週間ということで、
明確なトレンドは発生せずに、狭いレンジ相場か、
もしくは、一部トレーダーによる急騰急落の仕掛けが起きる感じかと
思っていましたが、まぁ想定どおりの相場展開でした。
しかし、週前半に関しては、法人税引き下げ検討報道によって
リスク選好的な円売りの流れが発生しましたね。
そして、週半ばからは明確な方向性はなく、
経済指標発表によって、ドルを中心に急騰したり急落したりの動きで
非常に分かりづらかったです。
以下のチャートを見ると、EURJPYとUSDJPYのチャート形状が似ているので、
基本的には円主体の相場であった事が分かります。
しかし、後半にかけては指標に振られるだけで、
主導している通貨もハッキリしない状況が続いており、
遅行スパンも絡んでいる通貨ペアが多くてトレンド不明状態となっています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
13日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
12日のドル買いの流れに乗ってのEURUSDのショート、
13日のユーロ売りの流れに乗ってのEURUSDのショート、
これくらいでしょうか。
特に、週後半はスパンモデルも薄く、遅行スパンも絡んだ状態の時間帯が長く、
1時間足レベルでは明確な方向性が出ていなかったので、
トレードしづらかったです。
週末を迎えての直近の動きとしては、ドル売りが多少目立つくらいで、
円とユーロに関してはニュートラルな力関係でしょう。
来週からは夏期休暇明けということで、トレンド発生を期待したいですね。
おそらく来週も円主体で動くと思いますが、
QE縮小や新FRB議長の話題がテーマになるとドル主体に動く事も考えられます。