先週一週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYとの関連で、
スパンモデルを使って復習してみます。

 

下記チャートは上から順番にEURJPY、EURUSD、USDJPYの1時間足チャートです。

私はデイトレをする際には、1時間足のチャートの方向性を重要視していて、
できるだけその向きに仕掛けるようにしています。
そしてその方向性はスパンモデルを使って判断しています。

 

青色枠はスパンモデル的に買い優勢場面、赤色枠は売り優勢場面となっています。
fx1hchart033101
fx1hchart033102
まず週初はユーロが大きく下落していることが分かります。
相変わらずのキプロス情勢によるものですが、
ユーロ売りと同時に円買いも起きたようですね。

 

よくあるリスク回避のパターンとなっていますが、
時間帯が深夜24時手前という事もあり、また急激な下落なので、
ショートできるかどうかは微妙ですね。

 

私は先週までは、EURJPYは買い目線で、EURUSDは売り目線で見ていましたが、
この下落を見て、EURJPYも売り目線に変更するようになってきました。

 

週半ばからは、青色枠で示したように円売りの反応が起きていますが、
ちょっと微妙ですね。

 

確かに遅行スパンが陽転しており、ジリ高基調で上げていますが、
見ようによっては、急落後の調整の単なる戻しのようにも捉える事ができます。

 

まぁ、時間帯も深夜から東京時間にかけてですので、デイトレには関係ないですね。

 

27日にはユーロ安から再びリスク回避の動きになりましたが、
EURJPYでは遅行スパンの陰転が遅れてしまい、
ショートするにはだいぶん下がった位置からになってしまいますね。

 

それに引き換えEURUSDでは赤色スパンが上値抵抗線のような形で機能しており、
既に陰転していたのでショートしやすかったでしょう。

 

実際私は、この日EURJPYでなく、EURUSDでショートをしました。

 

28日も売り優勢でロンドン時間を迎えましたが、
遅行スパンとの絡みが微妙ですね。

 

もしかしたら持合を示唆するという形になっているので、
下方向を狙うのは少しリスクが高かったのかもしれません。

 

こうして振り返ってみると、デイトレとしてやりやすかったのは、
25日のリスク回避の流れ、27日のリスク回避の流れ、の2日間だけでしたね。

 

これらのチャートを見ると、ユーロ売りの流れに乗るのが一番分かりやすいので、
次週も基本的にはその方針で行きたいと思います。

 

しかし次週は、黒田日銀総裁の会見、ドラギECB総裁の会見、米雇用統計と
重要イベントが目白押しで、そうしたイベントによって、
主体となる通貨が変わっていきますので、その変化に注意して臨みたいです。