先週一週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYとの関連で、
スパンモデルを使って復習してみます。
下記チャートは上から順番にEURJPY、EURUSD、USDJPYの1時間足チャートです。
私はデイトレをする際には、1時間足のチャートの方向性を重要視していて、
できるだけその向きに仕掛けるようにしています。
そしてその方向性はスパンモデルを使って判断しています。
青色枠はスパンモデル的に買い優勢場面、赤色枠は売り優勢場面となっています。
まず週初はユーロが大きく下落していることが分かります。
相変わらずのキプロス情勢によるものですが、
ユーロ売りと同時に円買いも起きたようですね。
よくあるリスク回避のパターンとなっていますが、
時間帯が深夜24時手前という事もあり、また急激な下落なので、
ショートできるかどうかは微妙ですね。
私は先週までは、EURJPYは買い目線で、EURUSDは売り目線で見ていましたが、
この下落を見て、EURJPYも売り目線に変更するようになってきました。
週半ばからは、青色枠で示したように円売りの反応が起きていますが、
ちょっと微妙ですね。
確かに遅行スパンが陽転しており、ジリ高基調で上げていますが、
見ようによっては、急落後の調整の単なる戻しのようにも捉える事ができます。
まぁ、時間帯も深夜から東京時間にかけてですので、デイトレには関係ないですね。
27日にはユーロ安から再びリスク回避の動きになりましたが、
EURJPYでは遅行スパンの陰転が遅れてしまい、
ショートするにはだいぶん下がった位置からになってしまいますね。
それに引き換えEURUSDでは赤色スパンが上値抵抗線のような形で機能しており、
既に陰転していたのでショートしやすかったでしょう。
実際私は、この日EURJPYでなく、EURUSDでショートをしました。
28日も売り優勢でロンドン時間を迎えましたが、
遅行スパンとの絡みが微妙ですね。
もしかしたら持合を示唆するという形になっているので、
下方向を狙うのは少しリスクが高かったのかもしれません。
こうして振り返ってみると、デイトレとしてやりやすかったのは、
25日のリスク回避の流れ、27日のリスク回避の流れ、の2日間だけでしたね。
これらのチャートを見ると、ユーロ売りの流れに乗るのが一番分かりやすいので、
次週も基本的にはその方針で行きたいと思います。
しかし次週は、黒田日銀総裁の会見、ドラギECB総裁の会見、米雇用統計と
重要イベントが目白押しで、そうしたイベントによって、
主体となる通貨が変わっていきますので、その変化に注意して臨みたいです。