先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先々週の米小売売上高の数字が予想以上に悪化したことを受けて、
リスク回避のドル売り気運が高まっていましたが、
先週はそうした動きも一服したようで、
逆に、一連の米関連の経済指標が概ね好調だった事から
再びドル買い基調に戻りつつあります。
ドル円に関しては、米小売売上高の発表直前のレートを既に回復していますね。
米小売売上高の発表直後はちょっとしたパニック的なドル売りとなっていましたが、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なんでしょうか、
早くもそんな悪いニュースを忘れてしまったかのような堅調な動きに回帰しています。
市場というのは移り変わりが激しいですね。
では、先週の各通貨ペアの動きを確認してみます。
下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上から順にEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
チャート内に、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。
EURJPYは、前半下落トレンド、後半上昇トレンドとなっていて、
週足では長い下ヒゲが出現しています。
デイトレする際には、トレンドの切り替えにどのように対応するのか、
が注目ポイントですが、スパンモデルでは遅行スパンに従っていれば、
方向性を間違える事がないので安心ですね。
EURUSDは、週中の下降トレンドが目立っていますが、
赤色ゾーンがレジスタンスとして機能している様子が分かります。
週後半に遅行スパンが絡み出してからは方向感なく、
トレードできる状況ではないですね。
USDJPYは、概ね上昇トレンドで推移しており、
青色ゾーンがサポートラインとして機能している場面が多かったです。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
20日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
21日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
22日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
23日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
24日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
21日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
22日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
こんな感じでしょうか。結構エントリーポイントは有りましたね。
先週は、適度なボラティリティがあって、
青色ゾーンや赤色ゾーンが効いている場面が多かったので、
押目買いや戻り売りがやり易かったですね。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円売り>ドル買い>ユーロ買い
という力関係になっていると思われます。
ドル円の堅調さはドル買い、円売りの相乗効果によるものですが、
来週はFOMCが控えているので、
それの思惑と結果でドル主体に動くイメージでしょうか。
利上げについては、声明の中でどのように扱うのかに注目ですが、
内容によっては再びドル売りによる急落もあるかもしれません。
まずは、現状のチャートの動きに合わせて、
円売り、ドル買いで見ていきますが、
それにこだわることなく柔軟に対応していきます。