先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

 

1週間前にはUSDJPYの100円ブレイクが話題になっていましたが、
早くも103円を抜けてきていますね。

 

100円を越えるまでは、円売りの動きがメインでしたが、
100円を越えてからは、ドル買いの動きがメインになっています。

 

先週も、ドル買いが相場の流れを作っていましたね。

 

下記チャート内の、青色四角枠はスパンモデル的に買い優勢場面、
赤色四角枠はスパンモデル的に売り優勢場面を表していますが、
EURUSDとUSDJPYは、途中遅行スパンがローソク足にかかり、
持合気味に推移する場面もありましたが、
概ねEURUSDは下降トレンド、USDJPYは上昇トレンドであると認識できます。

 

それに対して、EURJPYは方向性が明確でないですね。
ドル関連の通貨ペアではないので、ドルの動きに追随するような感じで、
フラフラ動いているだけのように見えます。
fxchart0519
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
15日EURUSDのドル買いの流れに乗ってショート、
17日EURUSDのドル買いの流れに乗ってショート、
これぐらいでしょうか。

 

EURJPYは、先週1週間は1時間足レベルでは方向性が出なかったので、
デイトレする際にも、マルチタイムフレーム的に優位性がない状態と言え、
なかなかトレード対象にはなりづらかったといえるでしょう。

 

EURJPYの赤色四角枠で囲った部分は売り優勢ですが、
指標発表起点での急落でしたし、深夜24時を過ぎていましたので、
デイトレするのは難しいでしょう。

 

EURUSDに関しては、今の流れがドル買いであると認識できていれば、
大きな負けにはならなかったでしょう。

 

赤色四角枠は、売り優勢ですので、デイトレでもショート目線で臨むところですが、
時間帯的には、深夜から朝方の場面が多く、トレードできる場面が少なかったですね。

 

私にとってのデイトレでの1時間足の役目は、方向性の確認であり、
その中のローソク足2,3本分の流れに乗れればよいという意識で見ています。

 

エントリーのタイミングなどは、15分足チャートやそれ以下の時間軸で見ていきますが、
1時間足では、流れの確認が目的であり、それぞれの時間足で役割が違っているんですね。

 

さて、先週の最終盤には、再びドル買いと円売りの流れが強まっています。

 

現時点では、ドル買い>円売り>(ユーロ売り?)という力関係に
なっていると思われます。

 

QE縮小の思惑が続く限り、この流れは継続するのかもしれませんね。