先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

 

先週も市場のテーマは、米の財政協議の行方でした。

 

米の政府機関は閉鎖したままですし、
経済指標発表も一部延期されていて、不透明な展開となっていますが、
週末に行くに従って財政協議の進展がそれなりにあった模様で、
市場は事の成行きを楽観的に見ているようです。

 

EURJPYは、週前半は安値圏でのボックス相場でした。
遅行スパンの位置関係からは、
明確なトンレドにはなっていないことが分かりますね。

 

週後半になって、それまでの高値を抜けてからは、
買い方針で臨めば良かったでしょう。

 

EURUSDは相変わらず値動きが鈍いですね。
週前半は全くといっていいほど動いてなかったです。

 

週後半には、ユーロ売りから下げる場面もありましたが、
徐々に持ち直しています。

 

USDJPYも週前半は動いてなかったですが、後半に円売りに傾いています。

 

やはり、週前半の高値を抜けて明確に上昇トレンドになったのを確認してから
青色スパン付近からの押目買いが一番効率的でしたね。
fxchart1013
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
7日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
10日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
11日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
9日のユーロ売りの流れに乗ってのEURUSDのショート、
11日のユーロ買いの流れに乗ってのEURUSDのロング、
こんな感じでしょうか。

 

単に遅行スパンの転換だけを見るのではなく、
また、単にの転換だけを見るのでもなく、
転換後の押しや戻りを待ってからのトレードの方がより確実でしたね。

 

サインはあくまでもサインです。
その時のチャート形状も一緒に考慮して判断したいですね。

 

週末を迎えての直近の動きとしては、
円売り>ユーロ買い>ドル買い
という力関係になっていると思われます。

 

明日からは、17日に迫った米債務問題期限をめぐっての展開となるでしょう。

 

なんだかんだありながらも、結局それなりに妥協して解決するんでしょ
と思っているトレーダーが多い為に、先週からは円売りが続いています。

 

ですので、もしかしたら、実際に事態の解決に向かった場合、
噂で買って事実で売る(円からすると、噂で売って事実で買い戻す、になる?)
といういつものパターンも考えられますので、
ニュースではなく、チャートの動きに従うことを忘れないようにしたいですね。