先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
引き続き先週も、ウクライナ情勢が市場を動かす一番の要因となりましたね。
ロシアに対する米欧の制裁措置も検討されているようで、
お互い一歩も引けない状態になりつつあり、
更に怪しい雰囲気になっていますが大丈夫なんでしょうか。
私の7,8年という短いFX経験の中では、
地政学リスクでの下げは買い場という印象があるんですが、
米ロの本格的な対立になってくるとさすがに未知数ですね。
では、それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、
EURJPYは、週前半は横ばいでしたが、徐々に下向きに変化していきました。
遅行スパンの優位性に沿ってチャートを見ていれば問題なかったと思いますが、
13日から14日にかけての急落はさすがに入りにくかったでしょうね。
EURUSDも、前半は動きの少ない相場でしたが、後半は上下に振れる展開に。
こちらも遅行スパンとスパンモデルの雲に従っていれば
方向性を間違える事はなかったですが、値動き自体が少ないので、
15分足レベルでのタイミングはとりづらかったです。
USDJPYは、リスク回避の円高が明白ですね。
赤色ゾーンが効いていましたので、戻り売りのタイミングも狙いやすかったでしょう。
下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上からEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
10日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
11日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
12日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
13日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
14日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
11日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
12日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
こんなところでしょうか。
エントリーポイントは多かったですが、トレンド自体は単発なものが多く、
利大を目指すのは難しかったでしょう。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円買い>ドル売り>ユーロ売り
という力関係になっていると思われます。
今週末も、クリミア自治共和国のロシア帰属に関する住民投票が
行われる予定で、それによっては大きく情勢が変化する可能性もあるので、
月曜は週初から荒れるかもしれません。