先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
まず、先週一週間の動きを振り返ってみると、
週半ばまでは、どの通貨ペアもほとんど動きのない
横ばいのままの状態が続きましたが、
週後半に行くと、円買いドル売りの流れが明確になっていきました。
これはニュースでもありましたが、
新興国通貨の急落などによるリスク回避の流れが波及した結果ですね。
それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、
EURJPYは、遅行スパンが絡んでいる状態が長かったですね。
珍しくボックス的な動きとなりましたが、週後半に下方向へブレイクしてからは、
そのまま一方的な下降トレンドで週末を迎えています。
EURUSDは、更に動きがなく、レンジ的な状態が続いていましたが、
ユーロ買いで上方にブレイクしてからは、新興国通貨安に影響されることなく
高値圏を維持しています。
実際問題としては、
新興国通貨安がEURとUSDの力関係にどのように反応したらよいのか、
市場参加者も迷っているんでしょうね。
USDJPYは、リスク回避の動きをまともに受けています。
円買いによる下げですが、それまで狭いレンジ相場でしたので、
レンジの下限割れでショートするという戦略で良かったですね。
こうした狭い動きの時のスパンモデルの雲の変化は気にする必要はありません。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
23日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
24日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
23日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
こんな感じでしょうか。
週半ばまでは、デイトレといえども、
全くトレードに適していない状況が続いていて、やりにくかったですね。
動かない時のデイトレの方針は、
トレードしないか、小幅の利確、損切で耐えることです。
相場に合わせて動くようにしたいですね。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円買い>ドル売り>ユーロ不明
という力関係になっていると思われます。
新興国の通貨安がいつまで続くのか、それがどこまで波及するのか、
誰にも分かりません。
ニュースやファンダメンタルを考慮し過ぎてしまうと、
チャートを歪んで見せてしまいます。
もしかしたら月曜以降、久しぶりに大荒れの展開も考えらるので、
冷静に対処するようにしたいですね。