先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
まず、先週一週間の動きを振り返ってみると、
週前半は米雇用統計の余波が続いて、リスク回避が継続していましたが、
徐々に回復して、途中からトレンド転換し、円売りの流れに変わりましたね。
週を通して大きな材料は出ず、
指標発表で多少上下に振れる展開が多かったようです。
それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、
EURJPYは、週初は円買い、途中から円売り、
終盤になってからはユーロ売りの傾向が見られますね。
スパンモデルの雲の転換もきれいに起きているのでトレードしやすく見えますが、
ロンドン時間以降では明確なトレンドになっている事が少なく、
動きているわりにはトレードしにくい週でした。
EURUSDは、相変わらず動きが鈍い状態が続いていましたが、
週半ばからはユーロ売りで少しずつ下降トレンドとなっています。
全般としては、遅行スパンが絡んでいる事が多く、
やはりトレードはしづらい週と言えるでしょう。
USDJPYは、週初は円買い、途中から円売りですが、終盤動きが途絶えましたね。
ある程度トレンドは回復していますが、
米雇用統計時のレートまでは届いていません。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
12日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
15日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
これくらいしかないですね。
EURJPYなどは動いてはいるんですが、
日本時間の深夜、午前中に動いていることが多く、
肝心のロンドン時間には動かない、
もしくは、トレンドと逆方向に動いていたので、
エントリーのタイミングがとりづらかったですね。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ユーロ売り>円買い>ドル不明
という力関係になっていると思われます。
直近では、ユーロ売りが加速していますが、特に材料は出ていないようなので、
テクニカル的な要因による下落でしょう。
現在、この3通貨ペアは、4時間足レベル、日足レベルでは
明確な方向感が出ていないので、もうしばらく難しい相場状況が続きそうです。