先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

先々週のドラギECB総裁の追加緩和発言から
ユーロ売りが断続的に行われているようです。

下記のチャートからは、先週もユーロが主体の相場であったといえますが、
それに対して、ドルと円はあまり動きがよくないですね。

ドル円の上値の重たさは米10年債利回りの低下が原因のようですが、
逆に見れば、大きく下げる事もないので、
上値は重たいが下値も堅い、とも受け止める事もできて、
判断に迷うところです。

それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、

EURJPYは、週初は下落トレンドの調整の戻しから始まりましたが、
13日のZEW景況感調査の発表によってユーロ売りが再開し、
その後は断続的な下落のまま週末を迎えています。

スパンモデル的には赤色ゾーンにぶつかると下落、
という展開が続いていますね。

EURUSDも、全般弱含みの展開となっていますが、
下げる時にはローソク足数本分の下落にとどまっており、
トレンドと言われるような継続的な下げではなかったですね。

遅行スパンも絡んでいる状態の時が多くて、
エントリー自体は難しかったかもしれません。

USDJPYは、前半は円売り、中盤は円買い、終盤はドル売り、
という流れでしたね。

相変わらず値幅の少ない動きでしたが、
遅行スパンに従っていれば方向性を間違える事もなかったでしょう。

下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上からEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
FXchart14051801
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
13日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
14日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
15日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
16日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
13日のEURUD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
15日のEURUD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、

こんなところでしょうか。

ユーロ売りの流れを意識しながら、遅行スパンの放れ、
または、赤色ゾーンからの戻り売りが有効に機能しましたね。

週末を迎えての直近の動きとしては、
ユーロ売り>ドル売り>円買い
という力関係になっていると思われます。

ユーロに関しては、次回の6月のECB理事会までは売りが継続するんでしょうか。

そして、もしも緩和策が発表された場合、そこでユーロは上げるという
噂で売って事実で買い戻す
という展開になる可能性もありそうです。