先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週はいつにも以上に小動きでしたね。
最近のボラティリティの低下の原因はよく分かりませんが、
先週もECBの利下げを織り込むようなユーロ売りの場面が多少ありましたが、
それ以外は特に動意づく事もなく、横ばいのままで終わっています。
1週間をとおして、
EURJPYは130PIPS、EURUSDは80PIPS、USDJPYも80PIPS程度の高安差では、
なかなかトレンドフォローの手法は機能しがたいですね。
それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、
EURJPYは、前半は青色ゾーンに支えられての上昇、
中盤にトレンド転換してからは、赤色ゾーンに支えられての下落となっています。
最終盤には、ユーロ買いで買い優勢となりましたが、
週末特有のポジション調整の可能性が高そうです。
EURUSDは、特に見るべきものはないですね。
中盤にユーロ売りで多少下げましたが、
それ以外は週を通して大きな変化は見られなかったです。
USDJPYも、明確な動きは無しです。
日足の200日移動平均線との関連や米10年債利回りとの関連が
話題に上がっていますが、もうしばらく値動きの狭い状態が続きそうです。
下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上からEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
チャート内に、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠はロング指向の領域、赤色枠はショート指向の領域を表しています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
28日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
29日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
30日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
28日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
30日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
こんなところでしょうか。
しかし、いずれも大きなトレンドに発展していませんので、
チャートのポイント、節目でこまめに利確した方が良かったですね。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ユーロ買い>円売り>ドル不明
という力関係になっていると思われます。
週末の最終盤に発生したユーロ買いは、週末特有のポジション調整の可能性が高く、
月曜以降にもつながる動きになるとは思えにくいですね。
今週は、ECB理事会、米雇用統計と重要イベントが控えていますので、
それの思惑、結果で大きな動きになるかもしれません。
特に最近のユーロは、追加緩和、利下げの思惑で下げていましたので、
今回のECB理事会、その後のドラギ総裁会見次第では
上にも下にも大きく動く可能性があります。
個人的には上でも下でもどちらでも良いので、
通常のボラティリティの相場に早く戻ってほしいです。