先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週も全般的には小動きな週でしたね。
ニュースでは、ベトナムと中国の衝突、タイのクーデターなど
アジアを中心に地政学リスクも報道されていましたが、
為替市場を大きく動かす要因にはならなかったようです。
下記の3つの通貨ペアを俯瞰的に眺めてみると、
週前半は円買い、週後半はドル買いでしょうか、
米株式市場や米10年債利回りを横目で見ながらの
調整的な動きに終始でした。
それぞれの通貨ペアの動きを確認してみると、
EURJPYは、週前半は赤色ゾーンが目立ち売り優勢の展開、
後半は青色ゾーンに転換するも、トレンドではなく横ばいのままですね。
EURUSDは、週前半は動きなし、週中からドル買いによって
下降トレンドに傾斜し、赤色ゾーン下での動きとなっています。
USDJPYは、週半ばまでは下落トレンドでしたが、
日足での200日移動平均線が意識されたのか、
そこから反転上昇し、後半は青色ゾーンで支持される展開となっています。
下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上からEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
チャート内に、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠はロング指向の領域、赤色枠はショート指向の領域を表しています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
21日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
20日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
21日のEURUSD、ドル買いの流れに乗ってのショート、
23日のEURUSD、ドル買いの流れに乗ってのショート、
こんなところでしょうか。
相変わらずトレンド期間が短いので、利大を目指さずに
適度な利確でこまめに取っていった方が良い週でしたね。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ドル買い>円売り>ユーロ不明
という力関係になっていると思われます。
USDJPYに関しては、日足での200日移動平均線が意識されたようで、
先週はそこから反転上昇した格好となっていますが、
まだ強気になるチャート形状ではないでしょう。
また、本日はウクライナ大統領選挙の結果が出るんでしょうか、
それによっては地政学的なリスクの再燃から、
ユーロに大きな動きが出る可能性もありますので、
週初は慎重に見ていきたいですね。