先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週も引き続き、円売りドル買いの流れとなりましたね。
その影響を一番受けるUSDJPYは、7年ぶりに115円台に乗せる場面もあって、
現状ではトレンドを転換させるような材料は出ていないので、
しばらくはこの動きが続くような気がします。
週末に発表された米雇用統計では、予想を下回る数字となりましたが、
それほど悲観的に捉えているトレーダーは少ないようですね。
大引けにかけてはドル売り、円買いの流れで引けていますが、
おそらくポジション調整による利食い売り中心と思われますので、
一通り大口のトレーダーが利食いを終えたら、
USDJPYは再び上昇トレンドに回帰するのではないでしょうか。
という事で、先週の各通貨ペアの動きを確認してみます。
下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上から順にEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
チャート内に、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。
EURJPYは、円売りの流れのままに上昇トレンドで推移、
青色スパンがサポートラインとして機能していて、押目買い戦略が有効でしたね。
後半にはドラギECB総裁により一気にユーロ売りが起こって売り転換してからは
方向性が不明となっています。
EURUSDは、週前半は調整の戻り優勢、
週後半はドラギECB総裁発言で売り優勢となりました。
ファンダメンタル的にはまだ下向きの圧力が強そうですね。
USDJPYは、青色ゾーン一色の週でしたね。途中、雲の中に潜る場面もありましたが、
割ることなく再浮上の展開、ロングだけ狙っていれば良い週でした。
米雇用統計後は久しぶりに遅行スパンが陰転していますが、
現在は押目買いのチャンスなんでしょうか。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
3日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
5日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
5日のEURUSD、ドル買いの流れに乗ってのショート、
こんな感じでしょうか。
ドラギECB総裁会見や米雇用統計などの重要イベントの合間を縫っての
トレードでしたので、明確なトレードチャンスは少なかったですが、
概ね今までどおり、円売りドル買い方向へ仕掛けていれば問題なかった週でした。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ドル売り>円買い>ユーロ売り
という力関係になっていると思われます。
米雇用統計後は、ポジション調整のドル売り、円買いで引けていますが、
米雇用統計の内容はファンダメンタル的な変化を感じさせるものではなかったので、
中期的なトレンドの変化は起こっていないでしょう。
ですので、月曜以降も基本的には円売り、ドル買い、そしてユーロ売りの方向へ
仕掛ける事が多くなりそうです。
しかし、日足チャートなどを見てみると、かなり一方的な動きですので、
どこかでは利食いによる調整が起きるでしょうね。
利食いの動きに乗るときは慎重に、です。