先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週は何と言ってもFOMCでの量的緩和縮小の見送りですね。
このサプライズによって一気にドル安に傾いています。
しかし、9月開始は見送られましたが、市場関係者の間では、
早ければ10月、遅くとも年内には縮小開始とする見方も多いようで、
開始時期は遅れましたが、やることには変わりないので、
今後、ある程度ドル売りに傾いた後は、
再びドル買いの意識転換がいつになるのか
その見極めがポイントとなりそうです。
チャート的には、FOMC前後を除いては、
ほとんど動きがなかったと言って良いでしょう。
EURJPYは、前半は遅行スパン陽転、青色スパン転換となりましたが、
トレンドと呼ぶにはあまりにも小さかったですね。
FOMC後は、量的緩和縮小の見送りがリスク選好と捉えられたようで、
徐々に円売りに傾いていくのが分かります。
EURUSDは、最近は全く動かないか、
それとも、急騰急落のどちらかというパターンばかりですね。
先週もFOMCでドル売りで急騰した以外は、全く動いていませんので、
デイトレだとしてもトレードしづらいですね。
USDJPYは、FOMC直後はドル売りで急落しましたが、
次第にリスク選好の円売りが優勢となり、
FOMC直後の下げ幅を完全に回復しています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
19日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
これくらいしかないですね。
しかも、ロンドン時間開始時点で既にトレンド中期っぽかったので、
エントリーしづらく感じることもあるでしょう。
先週のような、持合状態が長くて、その後イベントで一気に動く相場は、
スパンモデルでのタイミングは取りづらいですね。
まぁ、自分に合わない相場の動きならばエントリーしなければ良いだけですが。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円売り>ドル売り>ユーロ買い
という力関係になっていると思われます。
全般、リスク選好的な通貨の流れですね。
FOMC通過で、とりあえずQE縮小は、差し迫った市場のテーマでは
なくなったんでしょうか。
しかし、年内は中期的な要因として取り上げられることになるので、
その都度、ニュースで確認しておく必要はありそうです。