先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週は、発表が延期されていた米雇用統計と
その後のドル売りの流れがメインとなりました。
しかし、発表直後の動きだけを見ると、ユーロ買いに反応しているようでしたね。
報道では、ドル売りの受け皿としてユーロが買われた、
というような内容のものもありましたが、事実はよく分かりません。
週後半に関しては、ドル売り、円買い傾向があったといえますが、
それほど強い動意でもなく、材料難の中、雇用統計の結果を引きずっている
という印象を受けました。
EURJPYは、週前半は堅調でしたが、週後半は崩れました。
スパンモデルの転換も急でしたし、遅行スパンが絡んでいる状態も多く、
トレードには不向きな展開が多かった週でした。
EURUSDは、雇用統計で急騰後は、ジリ高基調でした。
青色スパンが効いていないわけでもないですが、
値幅が少ないので、機敏な利確が要求されましたね。
USDJPYは、ドル売りよりも円買いの方が強く出ているでしょうか。
週中に一旦下げましたが、それ以外はほとんど動いておらず、
スキャルピング以外ではトレード対象にはできないですね。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
23日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
これくらいでしょうか。
最近の相場は、値幅が小さくなってきて、波動も描きづらくなっているようで
トレードには不向きな状態が続いています。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ドル売り>円買い>ユーロ買い
という力関係になっていると思われます。
QE縮小開始時期については、年内の可能性が高いとされていましたが、
今回の雇用統計を受けて、来年にずれ込むという思惑も出ているようです。
イエレン次期FRB議長の発言に注意しつつ、
もうしばらくドル売りの流れが継続しそうです。