先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

 

日経平均先物主導という展開も徐々に薄れつつあるように思いますが、
東京時間は多少は注意した方が良いでしょうね。

 

ロンドン時間以降は、先物は夜間取引となるので、
今後はそれほど強い影響はないでしょう。

 

下記チャートを見ると、EURJPYはボックス相場、
EURUSDは後半にかけて上昇トレンド、USDJPYは後半にかけて下降トレンド
となっていることが分かります。

 

EURJPYは4時間足で見るとボックス相場となっているのがより分かりやすいでしょう。

 

現在のEURJPYは、わりと幅の広いボックス相場ですので、1時間足で見た場合、
スパンモデルの買い転換時にロング、売り転換時にショート目線でいけば、
それなりに利益になったかもしれませんが、
ボックスの上下幅を意識していないで、必要以上に粘ってしまうと、
反転して含み益がなくなってしまうこともあったかもしれません。

 

EURとJPYに関しては、先週それほど目立った材料も出ていないので、
トレンドを発生させるほどの動きにはならなかったようです。

 

EURJPYの日足チャートを見てみると、
ボックスの下値圏は結構固そうな雰囲気もしますし、
全般上昇トレンドですので、抜けるなら上方向でしょうか。

 

EURUSDの後半の上昇は指標発表に絡んだドル売りがメインのようです。
現在はドル関連の通貨が一番動くようですね。

fxchart1h0602

青色四角枠はスパンモデル的に買い優勢場面、
赤色四角枠はスパンモデル的に売り優勢場面を表していますが、
EURJPYはボックス圏内での上下の動きで、
買い優勢場面と売り優勢場面が交互に出ていますので、
機敏なトレードが要求される展開でした。

 

EURUSDは前半と後半で雲色が分かれていますね。
しかし、指標発表で急騰急落してからは横ばいが続くという展開も多く、
デイトレとしてはやりにくかったかもしれません。

 

ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
30日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
31日のユーロ売りの流れに乗ってのEURJPYのショート、
30日のドル売りの流れに乗ってのEURUSDのロング、
これぐらいだったかもしれません。

 

さて、来週は、米雇用統計なども控えているので、
その思惑などで、ドル主導の相場が続きそうです。

 

現時点では、ドル売り>円買い>ユーロ売り、という力関係になっていると
思われます。

 

個人的には中長期的にはEURJPYとUSDJPYは上目線で見ていますし、
EURUSDは来週の雇用統計次第と見ています。

 

USDJPYは、ドル安の影響で下げてはいるものの、日銀の金融緩和期待などもあり、
明確な下げというわけでもなく、ジリ安の展開が続いていますね。

 

このまま日足レベルでの下降トレンドになるとは思えませんが、
米雇用統計の思惑、結果によっては、100円割れの可能性は十分にありますね。