先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルの1時間足チャートを使って復習してみます。

先週は米雇用統計明けで一服感が出たんでしょうか、
大きな動きにはなりませんでしたね。

EURJPY,EURUSDは週を通しての上下幅が150PIPS程度、
USDJPYも100PIPS程度に収まっています。

材料的には、イエレンFRB議長の証言が注目されましたが、
それほど大きな動きにはならず、それよりも、
クーレECB専務理事のマイナス金利発言の方が、
ユーロを中心に大きく影響が出たようです。

今までの傾向からすると、この3つの通貨ペアを同時監視していると、
円主体で動く場面が全体の6割ほど、
ドル主体で動く場面が全体の3割ほど、
ユーロ主体で動く場面は全体の1割ほど、
という印象でしょうか。

しかし、先週に限っては、
全般的にユーロ主体で動いている事がチャートからも分かりますね。

青色ゾーン赤色ゾーンの現れ方、遅行スパンの転換の仕方などは
EURJPYとEURUSDが似ており、そういった点でも
ユーロが主役であった週と言えるでしょう。

また、別の見方をすると、先週に限っては、
ポンドの上げが目立っており、本当の意味での主役はポンドであったので、
それにつられてユーロが波及的に動いたとも解釈できます。
fxchart14021601
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
11日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
12日のEURJPY、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
12日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
13日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、

こんな感じでしょうか。

しかし、値幅が少ないので、利大を目指すと逆効果の場面も多かったですね。

4時間足レベルでも途中からトレンドが崩れてしまったので、
どちらかというと難しい相場状況だったでしょう。

週末を迎えての直近の動きとしては、
ドル売り>ユーロ買い>円買い
という力関係になっていると思われます。

来週は黒田日銀総裁の会見も控えていますが、
それほど大きな材料にはならないでしょうね。

現時点では、週末に大きなニュースは出ておらず、
チャート的にも、週初は持合状態から入りそうですので、
まずはトレンドが出るまで待ちたいと思います。