2020年オリンピックの開催地は東京に決定しましたね。
これが長期的な経済の活性化につながって欲しいものです。
さて、先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週は重要イベントも多く、
またシリア情勢やオリンピック開催地などの特殊要因もありで、
乱高下も予想されたのですが、結果的には値幅はそれほどでもなかったですね。
様子見期間も長く、指標発表やニュースで一時的に振れるだけで、
トレンドといえるような展開は少なかったです。
EURJPYに関しては、週初に大きく円安に動き、買い優勢状態となりましたが、
その後は、遅行スパンが絡んでいる期間が長く、持合状態といえるでしょう。
週後半には、ドラギECB総裁会見によるユーロ売り、米雇用統計による円買いで
一気に下降トレンドに転換、結果的に一週間を通しては、
行って来い的なチャート形状になっています。
EURUSDは、最近は動かないですね。
下記のチャートの縦軸の目盛り幅は3通貨ペア共に揃えているのですが、
最近はEURUSDの値幅が一番少ないです。
ちなみに、
週前半の赤色スパンはドル買いによるもの、
週後半の赤色スパンはユーロ売りによるものですね。
USDJPYに関しては、オリンピック期待の円安と有事のドル買いの相乗効果で
全般的には、堅調に推移しましたが、やはり遅行スパンが絡んでいる場面も多く、
タイミングは取りづらかったでしょう。
金曜日の円買いが月曜日以降も続くかどうかです。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
2日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
6日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
これくらいでしょうか。
しかし、2日の急騰は15時台でしたし、6日の下落は雇用統計前でしたので、
実際はやりにくいでしょう。
私も先週に関しては、マイルールに合わない事が多く、
あまりトレードができませんでした。
まぁ、このような明確なトレンド状態がほとんどない時には
トレードを控える、トレードしないというのは、
私の方針であり、そのとおりにできているので自分では満足です。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円買い>ドル売り>ユーロ売り
という力関係になっていると思われます。
月曜以降の展開としては、
まずは東京オリンピック決定の影響がどのように出るかですね。
基本的にはプラス要因だと思いますので、円売りに振れると思いますが、
もしかしたらSELL THE FACTで円買いに反応する事もあるかもしれません。
また、シリア情勢や雇用統計への反応もまだ消化されていないようなので、
USDJPYに関しては動きが分かりづらくなりそうです。