今週の一大イベントは何と言っても米大統領選挙でしたね。
それによりマーケットも上に下に大きく揺れ動く展開となりました。

 

結果としては、オバマ氏の勝利となりましたが、
それによって、NYダウは300ドル以上も下げたりして、
新たに「財政の崖」という問題が浮上してきました。

 

財政の崖っていう言葉知ってました?

 

私はファンダメンタルには疎いので、
今週になって初めて知ったんですが、
なぜかいきなり頻繁に聞くようになってきて、
今後のキーワード的な感じで使われていますが、
言葉自体は結構前から存在していたようですね。

 

財政の崖っていうのは、簡単に説明すると、
今まで行われてきた所得税などに対する大型減税策が2012年に終了すること。
そして、来年から財政赤字削減を目的とした歳出削減が実施されること。

 

この2つにより、アメリカ経済が崖から転落するように
落ち込んでしまうのではないか、という問題のことです。

 

つまり、減税策終了により、個人消費が落ち込み、
歳出削減により企業収益が落ち込むのではないか、
と心配しているんですね。

 

今年はギリシャ問題などでEURが主役になる機会が多かったですが、
もしかしたら来年にかけてはUSDが主役となって
為替市場が大きく動く可能性もあります。

 

ですので、FXでデイトレをする際にも、EURUSDの他、
ドルストレート通貨を監視した方が値幅が大きくなるかもしれませんね。