私はUSJPYに関しては、現在は全くトレード対象にしていません。
その理由は、ほとんど値幅がないからです。
EURJPYやEURUSDと比較すると半分以下でしょうか。
トレンドに乗ることを目的にしている私としては、
デイトレ対象としては、この値幅はあまりにも少な過ぎます。
ですので、毎日のチャートチェックに関しても、
とりあえず15分足~1時間足を軽くチェックしている程度ですが、
更に大きな時間足を確認してみると、
ちょっと面白い事になってきているのが分かります。
USDJPYの週足チャートをスパンモデルで確認してみます。
ボリンジャーバンドのスクイーズからの上抜け、
エクスパンションに発展している事が分かります。
と同時に、遅行スパンも陽転しており、赤色スパンを上抜け、
もうすぐ青色スパンに変更しようとしている状況が分かります。
スパンモデル的にいうと、
現在は上昇トレンドの初期から中期という事がいえると思います。
週足レベルでの買い優勢状態というのは、
今年の2月頃付近以来で久しぶりの現象です。
スパンモデルという手法は、時間軸を大きくするほど、
そのテクニカル的な機能の有効性が明確になってきます。
ローソク足の並びからしても、徐々に下値が切り上がっているようにも見え、
今年の3月につけた高値を抜けるような事があると、
もしかしたら本格的な上昇トレンドへの転換という事になるかもしれません。
ここ数年間は、JPYに関しては、円高方向への意識しか持っていませんでしたが
久しぶりにその意識を変更しなければいけない時期に
さしかかっているのかもしれません。
ちなみに、もっと大きなUSDJPYの月足チャートです。
こちらも、ボリンジャーバンドに関しては、
狭いスクイーズ状態からの+1σ上への飛び出しが起きそうな状況であり、
遅行スパンもローソク足にぶつかり、
あと2,3ヶ月すれば、陽転しそうな感じもします。
USDJPYに関しては、
年レベルでの長期的なトレンド転換の初動の可能性があります。
現状の選挙がらみ、安部政権思惑からの円安の動きが
いつまで続くのか分かりませんが、
もしかしたら来年は円安方向への動きが活発化することも考えられます。