先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週の為替市場は大きなイベントが無かった為か、
前半は、方向性のない調整的な動きが多かったですね。
個人的には徐々にドル買いが優勢になるのではと思っていたのですが、
米の経済指標の弱さと来週のFOMC、米雇用統計を前にして
早期の金融緩和縮小の思惑が徐々に後退しているようで
週後半にはリスク回避的な円買い、ドル売りの流れが強まっていきました。
そのあたりの動きをスパンモデルで見ると、
EURJPYは週前半上げていますが、これはユーロ買いなのか、円売りなのか
判断がつきにくいですね。
週後半は、遅行スパンの陰転、赤色スパンへの転換で
明確に売り優勢になってからは、そのまま下落トレンドが続いています。
EUEUSDはジリ高基調といって良いでしょう。
途中遅行スパンが絡んで、持合場面も見られますが、
全般的に青色スパンが優勢となっており、
デイトレでもロング目線でトレードしていれば、大きな間違いはなかったでしょう。
個人的にはドル買いに拘ってしまう事も多かったので、
心理的にはロングは難しかったですね。
USDJPYはチャートの形状としては、EURJPYと似ています。
週を通しての大まかな動きとしては、円主体で動いていたと分かりますね。
やはり、週後半に円高に振れていますが、
4時間足レベル、日足レベルでは、直近安値を割るかどうか
という位置まで下げてきており、来週早々の動きに注目です。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
24日の円売りの流れに乗ってのEURJPYのロング、
25日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
26日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
22日のドル売りの流れに乗ってのEURUSDのロング、
23日のドル売りの流れに乗ってのEURUSDのロング、
24日のユーロ買いの流れに乗ってのEURUSDのロング、
でしょうか。
週をとおして1時間足チャートを見てみると、
決して分かりにくいチャート形状ではないのですが、
長いトレンド場面は少なかったので、機敏な利確が要求される週でした。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円買い>ドル売り>ユーロ売り?
という力関係になっていると思われます。
月曜日からの動きについては、FOMC、ECB、米雇用統計などの重要イベント満載で、
どのような結果となるのか、そして、それらの結果に対して、
どのような反応になるのかは、全くの未知数ですね。
この週は円主体の動きが目立っていましたが、
月曜からは、さすがにイベントとの関連で
ドル主体、ユーロ主体の動きが強まっていくでしょう。