先週はECB理事会による利下げと強い雇用統計によって大きく揺れ動きましたね。
まず、ECB理事会による利下げですが、
ニュースでは予想外という声が多かったですが、
先週の私の記事でも書いたように、
前の週からそれなりに思惑先行でユーロが下げていたので、
ある程度は、利下げの可能性も見ていると思っていたのですが、
市場関係者の大多数は、本当に利下げするとは思っていなかったようです。
今回のユーロに関しては、
「思惑で下げて事実でも下げる」
という珍しいパターンになっています。
次に、雇用統計に関しては、政府機関の閉鎖の影響で
その数字自体の信憑性が疑われるというニュースもありましたが、
実際は予想以上の強い数字を受けて、まともにドル買いで反応していますね。
これによって再び12月にQE縮小開始との思惑も出てきています。
EURJPYは、週前半は赤色スパンから青色スパンへの転換が一度おきていますが、
週後半の利下げ以降は、テクニカル云々ではないですね。
EURUSDも似たようなチャート形状になっていますが、
こちらはユーロ売りとドル買いによって、更に下圧力が強い格好となっています。
USDJPYは、週前半はほとんど動かなかったですが、ユーロの利下げ時には、
ドル、円はどのように反応してよいのか分からなかったんでしょうか、
乱高下になっています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
5日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
6日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
7日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
これくらいでしょうか。
ECB理事会以降は、1時間足のチャートを見ても分かりづらいですね。
トレードするなら、もっと短い時間軸をメインにしてのスキャルピングで
細かく取っていくしかないでしょう。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円売り>ドル買い>ユーロ売り
という力関係になっていると思われます。
昨日の土曜日以降は円売りになっていますが、
円主体の動きが明日の月曜日以降も続くかどうかです。
ユーロの利下げや米雇用統計が先週の段階で
全て織り込んだといえるのかどうか分かりませんが、
EURUSDに関しては下目線で見ている人が多いと思われます。