先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
下記チャートを見ても分かるとおり、
先週は久しぶりにユーロ主導で動きましたね。
材料としては、マイナス金利の報道と
その後のドラギ総裁によるマイナス金利に対する慎重姿勢ですが、
これによって、ユーロが下落から上昇へと大きく振れており、
リスク選好による円売りも相まって、
EURJPYに関しては高値を更新する動きとなっています。
それぞれのチャートの動きを確認してみると、
EURJPYに関しては、序盤はそれほど動きは無かったですが、
終盤は一気に上げてきています。
位置的には2009円以来の高値水準となっています。
EURUSDに関しても、マイナス金利報道で急落しましたが、
後半にかけてその急落分を全て回復しています。
スパンモデル的にも、雲の中にあるときはトレードを避けて、
遅行スパンに沿って仕掛ければ、大きな間違いにはならなかったでしょう。
USDJPYに関しては、リスク選好の円売りでしょうか。
NYダウも高値を更新していますし、円関連の通貨ペアに関しては
基本的には上方向を見ているようです。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
21日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
22日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
22日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
こんな感じでしょうか。
週前半はトレードできなくはないですが、ちょっと分かりにくいでしょうか。
トレンドが伸びてないので、
機敏な利確が要求される展開だったといえるでしょう。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ユーロ買い>円売り>ドル買い
という力関係になっていると思われます。
米株や日経平均、クロス円の動きを見ると、
リスク選好を強めている事が分かります。
ですので、そうした動きに乗ることが本道ですが、
わりと一方的にワントレンドで上げ続けており、
それなりに過熱感もありますので、
もうそろそろ利確のタイミングが来てもおかしくないです。
高値抜け買いでも良いですが、できれば誰かが利確した後の押し目、
ちょっとした悪材料が出た後の押し目を拾っていきたいイメージを持っています。