前回のスパンモデルの記事で、円安の勢いが止まりませんね、と書きましたが、
先週に入ってから更に円安が加速していきました。
時間がある人は週足チャートを確認して欲しいのですが、
かなりの反り上がりぶりです。
過去に前例がないほどの急騰ですので、これからの動きが注目ですね。
そんなことを考えつつ、先週の1週間分の1時間足チャートです。
黄色い四角枠で囲った部分は、
月曜日から金曜日までの12時~24時までの時間枠です。
デイトレをする場合なら、
だいたい皆さんこの時間枠でトレードしているでしょう。
私はメインで見ているのは15分足ですが、
このように1時間足も同時に見て、相場の動きをマルチに監視しています。
まず月曜日から。
遅行スパンが陰転し、青色スパンに潜ってきています。
この動きから多少売り有利になっていますが、
ショートを仕掛けるほどではないですね。
ショートをする場合、上昇トレンド中の調整に乗るというイメージですので、
あまり値幅は取れないと思われます。
後半、青色スパンを上抜けた辺りでロングしても良いですが、
遅行スパンが陰転のままですので、自信はないですね。
次に、火曜日です。
この日も明確な動きではなかったですね。
遅行スパンがローソク足に絡んだ状態から徐々に陰転してきています。
この下げをみて、上昇トレンド中の一時的な下降チャネルを意識し出しました。
遅行スパンの陰転、青色スパンの下抜けでショートしても良かったと思います。
私の場合は、15分足でタイミングが掴めずエントリーしませんでした。
次に、水曜日です。
遅行スパン陽転、青色スパン上での推移で明確な上昇トレンド状態ですね。
私も高値抜けでロングして利益となった日です。
次に、木曜日です。
タイミング的に遅行スパンが陰転しかかってきています。
レートも青色スパンの上限付近で横ばいの動きが続いており、
エントリーできるのか微妙な位置ですね。
右肩下がりの上値抵抗線も見えていますので、
それの抜けを待った方が良かったかもしれません。
最後に、金曜日です。
この日は雇用統計の日でしたが、発表前に既に動いていました。
チャート的には、遅行スパン陽転、青色スパン上にあり、
完全に上昇トレンドですね。
高値つかみも怖いので、15分足などで押目買いを狙いたい局面でしょう。
もしくは、大きなイベントによる思惑の上下動に振り回されないように
様子見に徹するのも立派な戦略だと思います。
私の場合、デイトレで1時間足を利用する際には、
上記のように考えて利用していますが、
もっと大きく、1時間足メインで考える場合には、
上記チャートのように、遅行スパンと雲の位置との関連で
ポジションを取ったり、手仕舞ったりというやり方でも良いでしょう。
今回のようなトレンドが明確な場合は、
そのようにした方がより多くの利益が取れるでしょうね。
しかし、1時間足メインだと、寝ている時間帯などの監視できない時の対処方法を
考えなければいけませんね。