私がデイトレをする際に、
普段メインに見ているチャートは、15分足チャートです。
このブログでも15分足チャートを載せていますが、
もちろん見ているのは、それだけではありません。
それ以上の大きな時間足については、記事内にも書いていますが、
1時間足チャートは常にチェックしています。
そして、それ以上の4時間足、日足チャートについても
毎日一回はチェックするようにしています。
4時間足チャート以上の大きな時間足については、
デイトレで用いるには大き過ぎるので、
具体的な詳細なエントリーのタイミングを計るのには、適していないでしょう。
ではどのように利用しているのかというと、
方向性を見る為に利用しています。
例えば、
4時間足チャートに上昇トレンドが発生していれば、その日はロングしか狙わない、
4時間足チャートに方向性がなければ、その日はトレンドが発生しにくいのでは、
というように利用します。
例えば、現在のEURUSDの4時間足チャートは以下のようになっています。
こちらでもスーバーボリンジャーとスパンモデル、両方を表示させています。
黄色い枠で囲った箇所が4つあります。
それぞれ個別に見ていくと、、、
1番の枠は、持合であり、特に方向性が見られない箇所です。
それまで上昇トレンドでしたが、長めの陰線で青色スパン内に入ってきました。
これを見て上昇トレンドは一旦終了と判断します。
それ以降は、青色スパン内に潜っている時期が多くなり、
途中、青色スパンを上抜ける場面もありましたが、
直近高値を抜ける事なく横ばいに推移、
遅行スパンもローソク足に絡んでいる期間が長くなり、
完全に方向性がなくなりました。
2番の枠は、下降トレンドの時期であり、
ショート主体で相場を見ていく場面です。
赤色スパンに変化し、-1σ割れ、直近の安値割れ、
これらから判断して、下降トレンド入りしたと判断します。
この枠内の時にはショートが基本方針です。
安値割れ売りができるか、戻り売りができるか、
そうした目で相場を見ていきます。
3番の枠は、上昇トレンドの時期であり、
ロング主体で相場を見ていく場面です。
赤色スパンの上抜け、Wボトムからのネックライン抜け、遅行スパンの陽転、
これらから判断して、上昇トレンド入りしたと判断します。
この枠内の時には、ロングが基本方針です。
高値抜け買いができるか、押目買いができるか、
そうした目で相場を見ていきます。
4番の枠は、持合の時期であり、特に方向性が見られない箇所です。
それまで上昇トレンドでしたが、青色スパン内に潜ってきて、
同時に-1σ割れに至っています。
これを見て上昇トレンドは一旦終了と判断します。
それ以降は、途中青色スパンを上抜ける場面もありますが、
遅行スパンがローソク足に絡んでおり、直近高値を抜ける事なく、
横ばいに推移しており、どちらかといえば買い優勢ですが、
明確な方向性はないと判断できます。
このようにして、その日トレードを始める前には、
一度4時間足をチェックして、現在の方向性を確認し、
その日の方針を決めます。
4時間足チャートは、方向性がない時には、あまり役に立ちませんが、
方向性が出ているのなら、その方向へ仕掛けたほうが有利になることは
言うまでもありませんね。
このようにマーフィーの最強スパンモデルは、
エントリーや手仕舞いのタイミングを計るだけでなく、
現在どちらの方向へ仕掛けたほうが有利なのかを視覚的に教えてくれます。