先週は今年最後の日銀金融政策決定会合がありました。
事前に植田日銀総裁から
「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っている」
との発言があり、
これはマイナス金利解除などの金融緩和を指すと捉えるのが当たり前で、
植田日銀総裁の想定外なタカ派転換に戸惑った市場だったのですが…
蓋を開けてみれば、
マイナス金利もYCCも据え置き、必要なら追加緩和を行うという
従来の姿勢も変わらず…何にも変わってませんでした。
いやいやチャレンジングって何だったの?
と思ったら、
「仕事への意気込みを表明しただけ」
…?!
何それ?
意気込みに私達は振らされてたの?
自分の発言がどのくらい市場に影響を与えるものなのか理解しているんでしょうか?
植田日銀総裁って学者出身なだけあって、
市場との対話の取り方が下手という認識で良いんでしょうか。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
大きく分けると週前半は上昇トレンドで、
週後半は下降トレンドになっています。
トレーディングとしては難しかったでしょうか。
一応、週前半は遅行スパンが陽転し、青色ゾーン上で推移しているので、
ロングが推奨されますが、途中に日銀金融政策決定会合がありましたから、
タイミングが取りづらかったかもしれません。
それよりも週後半のショートの方がチャート形成も綺麗で、
赤色ゾーンを背にしての戻り売りもやり易かったでしょう。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
日銀金融政策決定会合で一気にJPY売りになっている様子が分かります。
他には相対的にEUR買いが安定して継続していたので、
ユーロクロスをロングした方が獲りやすかったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
クリスマス、年末年始と続き、特に大きな材料もなさそうなので、
比較的落ち着いた展開になりそうか。
私は既に22日で今年分のトレードは終了、
年末年始は別件の仕事を淡々と粛々とこなす予定です。
そして今年分ブログ更新は今回が最後です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。