先週もまたトランプ大統領の関税攻撃が話題の中心でした。今度は米国産以外の全ての輸入車に対して25%の関税を課すと発表、大統領令に著名しました。
いや~、本当に次から次へとよくもこんなに関税を課せられるなぁ~と逆に関心しますが、大統領自身が「最も美しい言葉は『関税』」と言っているくらいですから、関税で全て解決すると思っているんでしょうね。
こちらは4/3に発動し、恒久的な措置になるようで、もちろん日本も対象です。
当然ながら多くの国が今回の関税に反発しており、カナダやEUなどは報復の意向を示すと共にWTOへの提訴なども検討しているようです。
しかし、相手国が報復しようとすると、トランプ大統領はすかさず「関税をさらに上げる」と脅す始末。完全な悪循環ですが、各国は自国の経済、自国の国民を守るためにはやらざるを得ないんでしょう。
対して日本は…今回もまた「遺憾」…なんで遺憾しか言わないんでしょう?そんな生ぬるい言葉でトランプ大統領が日本だけを贔屓するとでも思っているんでしょうか?そんな下手外交が国際的に通用するとでも思っているんでしょうか?
ちょっと…もうね…日本政府の対応にこちらが「遺憾」ですよ。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
全般的に上昇トレンドでしたが、波動が大きくてそれほど綺麗なチャートパターンというわけではなかったか。
トレーディングとしては平均的な難しさか。一応、青色ゾーン場面が多かったので青色ゾーン抜けで押目買い戦略、ロングできますね。
しかし週後半はあまりトレンドが伸びていないので、利大方針で臨んだら反転下落にあってしまい、逆に損切りになってしまったでしょう。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、週を通してUSD>JPYの関係性になっているので、USDJPYのロングは適切な選択と言えます。
EURとGBPは微妙か。EURは-0.5以下の場面が多く弱含み、GBPは+0.5以上の場面が多く強含みですが、それほど明快ではないので通貨選択の観点ではハッキリしないと言えます。
さて、月曜からの相場ですが、米雇用統計が控えています。
現在の市場のコンセンサスとしては、今年2回利下げするだろうとしていますが、それを覆すような数字が出るかどうか。
そしてトランプ大統領の関税攻撃が雇用にどのように影響を与えてくるのか、いまいち良く分かりませんね。ちょっと調べてみましたが、関税アップは雇用増にも雇用減にもなり得るので、もう少し時間が経たないと分からない面が多いです。
とりあえず数字が良ければドル買い、悪ければドル売りと素直に反応しそうです。