先週は米雇用統計の発表があり、
事前予想+25万人に対して、結果は+26.3万人となり
力強い内容が確認されました。

この結果を受けて、米国債利回り上昇、NYダウは下落、
いつものインフレ危機相場に戻ってます。

今回の米雇用統計を見ても、
FRBが利上げペースを減速させるようなことはしないでしょう、
おそらく11月のFOMCでも再び0.75%の利上げになる公算が高いです。

もちろん、為替市場はドル買いで反応、
大引け時点でのドル円は145円38円付近となっており、
介入後の高値を超えてきました。

欧州では引き続きウクライナ戦争に関連して
エネルギー供給問題が解決できない状況。

英国ではトラス政権の経済政策への不信感。

日本は言わずもがな。

ドルの独歩高の地合いを変えるのは難しそうです。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb22100901
先週のドル円は介入警戒と日米金利差の綱引きで
値動きが乏しい状態でしたね。

145円にラインを引いていますが、
ここを超えてきたら介入が警戒されるので、
どうしても上値追いには慎重になってしまいます。

しかし、下がったところでは当然ながら買いたいので
下値も底堅い状況。

トレーディングとしては非常に難しかったでしょう。
日米金利差を考えるとショートできないし、
介入を考えるとロングを長く持つのも不安。

こういうイレギュラーな状況の時は
ドル円はトレード対象外にしたほうが良いですね。

サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
週前半はGBP買い、USD売り、JPY売りでしたが、
週後半はGBP売り、USD買い、JPY買いと
綺麗に反転しています。

USDJPYは似たような値動きをしているので、
通貨強弱の観点からもUSDJPYでのトレードは避けるべきでした。

さて、月曜からの相場ですが、
先週の力強い米雇用統計を受けて、
ドル円が再び上値試しをしてくる展開が想定されます。

前回、財務相が為替介入したのは
ドル円が145.90付近だったので、
今回もそのレベル付近にまで上げてきたら
おそらく再度介入してくるでしょう。

なので、145円後半になったら
介入期待でドル円をショートする戦略も有りです。

そして、実際に介入した場合、
どの程度まで下げるか、ですが、
前回は140.30付近まで下げました。

2度目の介入では効果は薄れてくると思われるので
おそらく140円後半付近までか。

個人的には141円を割ってきたら
通常のトレーディングとは別に
ドル円を分割で指値ロングするつもりです。