先週はアメリカの大統領選挙一色でした。

開票が進むにつれて一喜一憂する展開となっていましたが、
今しがたのニュースでは、どうやらバイデン氏が過半数を獲得したようですね。

これで形式的にはバイデン氏が勝利したことになりましたが、
トランプ氏がどこまで粘るか、
本当に訴訟を起こして最高裁にまでもつれるようなら、
真の大統領誕生は12月にまでずれ込む可能性もあります。

トレーダーとしては不透明要因が長引くのは懸念材料となりますが、
どこまで相場に影響を与えるのかは分からない部分も多いです。

万が一、トランプ氏が逆転勝利となれば、
市場は大混乱となるでしょうが、
とりあえず今のところはバイデン氏が大統領になることを前提に
市場は織込みを進めているので、
私もその意識で臨んでいきたいと思っています。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb20110801
週中に大きく乱高下していますが、
これは開票前後の動きですね。

開票前にはバイデン氏有利を織り込むようにドル売り上昇となり、
その後、実際に開票が進むと予想以上にトランプ氏が強くてドル買い急落、
そして、やはりバイデン氏が強いと分かると再びドル売り上昇
という流れになっています。

トレーディングとしては、
開票前後は事前にテクニカルで動かないと分かっているので、
エントリーを考えるべきではないです。

その後落ち着き、遅行スパンが陽転して以降であれば、
買い目線で臨み、青色ゾーンを背にしての押目買いで問題ないでしょう。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD主体で動いています。

バイデン氏有利でUSD売り、
トランプ氏有利でUSD買いが明確になっています。

さて、月曜からの相場ですが、
ようやく通常営業でしょうか。

しかし、トランプ氏が法廷闘争に持ち込む気満々ですので、
どのような発言をするのかには注目です。

現状、バイデン大統領を織り込むようにドル売り進行中であり、
私もその流れに乗ってトレードする可能性が高そうです。