先週は円売りが活発化し、
ドル円は再び130円台に乗せてきました。
米は利上げサイクルなので
ドル円は上げやすい環境にありますが、
一部、FRBメンバーから
「9月に利上げを一旦停止する」
旨の発言があったようで、
その影響で最近のドル円は停滞気味でした。
しかし、先週に入り、ウォラーFRB理事が
「FOMC開催毎に0.5%利上げが望ましい」
と発言したことでFOMCのスタンスを再確認し、
ドル円は再び上昇を開始したようです。
また、ECBメンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁も
0.5%の利上げを支持しており、
更には、カナダ中銀は実際に0.5%の利上げを実施しました。
世界各国が利上げに動く中、
先週の若田部日銀副総裁はまたしても
「粘り強い金融緩和」
発言を繰り返しており、
対照的な金融策に円は売られやすい状況に変化なし。
ファンダメンタルズ的には円は買われる要因は存在せず、
現状、テクニカルな買い戻し需要しかないようですね。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)
週を通しての値幅は350PIPSほどで、
ほぼワントレンドの上昇となりました。
こういう分かりやすいトレンドの時には
大きく取っておきたいですね。
青色ゾーンがサポートとして効いているので、
そこを押目のポイントとしてロングしていけば
期待値>1のトレーディングができたでしょう。
また、サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD買い、JPY売りが強く出ていますね。
ずっとJPY売りだったので、
クロス円のロングでも取れたでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
強い米雇用統計を受けて、そして
バイデン大統領がインフレ対策を最優先事項と述べたことで
利上げ継続、ドル買い再開という流れになりそうです。
これまで通り、ドル円、クロス円は上目線ですが、
大口の利確による下落には注意です。