先週は大きな材料、経済指標がなく、
どの通貨ペアも明確はトレンドは発生しませんでした。

そんな中、日本国債10年物利回りが13年ぶりとなる1.1%台にまで上昇、
現在も1%を上回った状態のままですがドル円はほとんど反応していないですね。

通常であれば、利回りが上昇すればその通貨は買われるのが一般的な反応、
ドル円であれば、円の利回りが上がれば円が買われてドル円は下げるはず。

しかし、先週のドル円は下げない…

他のクロス円を見ても円が買われた形跡はなので、
円の利回り上昇に旨味を感じている投資家はほとんどいないという事か。

まぁそうでしょう、雀の涙ほどの上昇よりも、
相対的に利回りが高いドルやユーロの方が好まれるのは仕方ないです。

そして、週末には財務省が4、5月の外国為替平衡操作を発表し、
4月に行われた為替介入の総額が9兆7885億円だったことが判明、
ほぼ事前の予想通りの額でしたね。

これだけの巨額を投入してトレンドが変われば良いんですが…
当然ながらドル円のトレンドは変わっていません。

160円越えで介入し、一時は151円台にまで下げましたが、
現状は157円台にまで回復しています。

以前から言われているように、
ファンダメンタルズに反した日本一国での単独介入はほとんど意味がありません。
現状、”介入はムダ金だった“という結論になりつつあります。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb24060201
上下に振れて値幅は150PIPS程度、レンジ相場だったので、
トレーディングとしては難しかったでしょう。

週前半はほとんど値動きなく様子見、
週中に明確に上向きになったのでここでロングできますが、
あまりトレンドは継続しなかったので利幅は獲れずか。

週後半は遅行スパンが陰転し、赤色スパンに切り替わったのでショートできますが、
ファンダメンタルズに反した向きなのでトレードしなくても良いです。

仮にショートしていたら、
利大方針なら損切りになっていたでしょうね。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
どの通貨も明確な強弱は見られませんでした。

USDJPYは似たような動きだったので、
USDJPYは横ばいになっていたわけです。

さて、月曜からの相場ですが、
6月7日に米雇用統計が控えています。

前回はかなり弱かったですが、もともとブレの大きい指標だけに、
今回も警戒感強めで臨んでいきたいですね。

単純に、強ければドル買い、弱ければドル売りでしょう。

ドル円は上目線ですが、米雇用統計に向けて大きな動きは無さそう、
ブレイク買いはせず下がるようなら小さな押目買いを狙っていく戦略になりそうです。