新型コロナウィルスの感染第二波が広がりつつあります。

米でもテキサスやアリゾナなど感染者数が急増している州もあり、
警戒感が強まっているんですが、
トランプ大統領は経済再開を優先しているので、
もしかしたら、このまま感染者数が高止まりする危険性もありそうです。

また先週は、米と中国の新型コロナ責任問題と貿易問題も
話題になりました。

週中には、ナバロ米大統領補佐官の貿易問題に関する発言で、
市場が一時混乱しましたが、こういうのは止めてほしいですね。

この時は運良くポジションを持っていませんでしたが、
ポジションを持った時に余計な発言をされると
まともなトレーディングができなくなります。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20062801
大きく分けると、週前半は上昇トレンドで、
週後半が下降トレンドですね。

週前半は青色ゾーンを背にしての押目買い狙い、
週後半は赤色ゾーンを背にしての戻り売り狙いで問題ないです。

トレンド転換も分かりやすく起こっていたので、
目線の切り替えも分かりやすかったのではないでしょうか。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通しての明確な強弱はありませんでした。

最近では、USDJPYが似たような動きをするケースが多いですが、
先週もそうした傾向となりました。

一般的には、
+0.5より上にある通貨と
-0.5より下にある通貨の組合せを選ぶと
トレードしやすいんですが、
先週のUSDJPYは、
+0.5より上、-0.5より下という場面はほとんどありませんでした。

つまり、通貨ペア選択としてのUSDJPYは対象外となります。

さて、月曜からの相場ですが、
米と中の交渉の行方と米雇用統計に注目でしょうか。

前回の米雇用統計では、市場予想750万人減に対して
結果250万人増というサプライズでしたから、
今回もそれなりに注目されるでしょう。

しかし、感染第二波が広がっている現状では、
米雇用統計はすでに過去のものなので、
今回はどんな数字が出たとしてもサプライズ感は出ないでしょうね。