先週も新型コロナウィルス関連のニュースが中心となりました。

特に、ファイザー社に続き、
今度はモデルナ社のワクチン開発でも有効性が認められ、
またしても市場はリスク選好の円売りで反応するのかと思いきや、、、

ドル円などは僅か60PIPS程度しか上昇せず
その後はいつも通りの下降、、、
市場の反応の鈍さを露呈しました。

このように、ポジティブなニュースに対する反応薄は、
今の市場の雰囲気の悪さを物語っています。

やはり、新型コロナウィルス第三波に市場の意識は向いているのでしょうか。

世界的な拡大増加は続いており、東京でも1日の感染者数が500人超えとなり、
冬に向けて更なる拡大への懸念からか、リスク回避のドル売り円買いとなっています。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に赤色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb20112201
新型コロナウィルスの先の見えない不安を表しているかのように
1週間を通してジリ安の下降トレンドになっています。

遅行スパンが陰転し、赤色ゾーンの下に価格が位置している時に
ショート指向で臨んでいけば問題なかったでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
JPY買い、USD売りになっていることが分かります。

GBPは上下動が激しいですが、
これはEUとの貿易交渉のニュースで一喜一憂している証拠ですね。

ニュースに振らされたくないなら、
当分GBP関連の通貨ペアには手を出さない方が良いかもしれません。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き新型コロナウィルス関連のニュースに注目しますが、
もしも三度、ワクチン開発で円売りするようなら
クロス円の上がったところでショートしたいですね。

また、英とEUとの貿易交渉の進展具合、
トランプ大統領の訴訟問題の進展具合にも注目です。

先にも書きましたが、
ポンド関連には手を出さず、
ドル売り、もしくは、円買い方向へ仕掛けることになりそうです。