先週は新型コロナウィルスの感染拡大を受けて
リスク回避の動きが優勢となりました。
日本にいると気づきにくいですが、
世界を見渡すと感染者数の増加ペースが加速しています。
特に米、仏、英などは1日あたりの感染者数の記録を更新しており、
全く抑えられていない状況で、
仏ではロックダウン措置が取られることに。
そして、本日には英でもロックダウンが発表されて、
経済活動の停滞が余儀なくされています。
それらを受けてか、為替市場も敏感にリスク回避の動きとなり、
円買い、ドル買い、その他通貨売りという
最近よく見かけるパターンになりました。
さらには、株売り、金(ゴールド)売りも加わり、
第一次コロナショックの様相と似てきましたが、
果たしてどうなるのか?
ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、赤色四角枠を記述していますが、
これはマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
1週間を通して割と分かりやすい下降トレンドになりましたね。
上下幅も200PIPSほどもあって、
EURUSDにしては大きめなボラティリティでした。
遅行スパンが陰転し、赤色ゾーンの下に価格が位置している時に
ショート指向で臨んでいけば問題なかったでしょう。
こういう分かりやすい時に、
利大で大きめにとっておきたいものです。
そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、リスク回避の動きとして、
JPY買い、USD買い、GBP売り、EUR売り傾向が見られますね。
この通貨の強弱の使い方としては、
+0.5より上の通貨を買い、-0.5より以下の通貨を売るのが基本となります。
それさえ守っていれば、
通貨の強弱も見方につけることができて便利です。
さて、月曜からの相場ですが、
何と言っても3日に控えている米大統領選挙です。
マスコミから伝わる情報ではバイデン氏が有利となっており、
確率的にはほぼ決まりでしょうか。
しかし、4年前の大統領選挙のこともありますからね。
正直、蓋を開けてみないことには分からないです。
ただ、4年前の大統領選挙の時の記憶は定かではないですが、
あの時と比較しても今回のバイデン氏有利は
さすがに覆らないのではないかと思うのですがどうなんでしょう。
もしもこれでトランプ氏が再選したら、
マスコミの偏向報道が相当にひどかったことになりますが。