日米の金融政策差が意識されて、
最近のドル円は上昇傾向でしたが、
先週に関しては久しぶりに下落しました。
その原因となったのが、米消費者物価指数(CPI)の発表。
最近のCPIはインフレの進行度合いを測るための指標と見なされており、
多くのトレーダーに注目されていますが、
先週のCPIは前年比+7.0%という結果になり、
想定通りの数字でインフレの加速が確認されました。
インフレが加速するのであれば、
利上げがより現実味を帯びることになり、
本来であれば、ドルが買われるはずで、
ドル円も上昇するはずです。
しかし、先週に限っては
CPI後にドルが売られる展開になりました。
う~ん、よく分かりませんね。
インフレが加速しているのにドルが売られる?
「3月にも利上げを開始するのでは」と言われているのに
なぜドルが売られるのか。。。
これも材料出尽くしなんでしょうか。
それにしても売られ過ぎのよう気も。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
全体を通して赤色ゾーンが大勢を占めており、
売り優勢の週だったと分かります。
赤色ゾーンを背にしての戻り売り方針で臨めば
期待値の高いトレーディングができたはずです。
途中、一瞬だけ青色ゾーンに変わり、
僅かに買い優勢の場面になりましたが、
4時間足レベルでは下降トレンドのままなので、
この段階でロングする必要も無いでしょう。
また、通貨の力関係を確認すると、
やはりUSD売りが優勢だったと分かります。
こういう時にはクロス円を監視対象にするのではなく、
ドルストレートを監視対象にして
ドル売り方面に仕掛けるほうが良いですね。
さて、月曜からの相場ですが、
特に目立った指標発表はないようです。
米のインフレが加速している中、
先週のドル円は下げ過ぎ感もあるので、
どこかで反転上昇すると思っているのですが果たしてどうなるか。
私は逆張りやらないですが、
ドル円に関しては上目線で見ています。