先週は各国中銀による利上げウイークとなりました。

豪中銀は0.5%の利上げを発表、
カナダ中銀は0.75%の利上げを発表、
ECB理事会では0.75%の利上げを発表、
もちろん、今後も利上げは継続される見通しです。

さらには、米要人発言から
今月のFOMCでも0.75%の利上げが行われる予定となっています。

それに引き換え、
日本では頑ななまでに量的緩和姿勢を崩さず。

当然ながら、ドル円、クロス円は上がらざるを得ないです。

先週のドル円も大幅上昇し、
一時は145円を付けるかどうかまでに上昇するも、
黒田日銀総裁が
「1日に2円も3円も動くのは急激な変化」
と、いつも通りの口先介入をしたことで
一旦は調整の動きが強まり、
大引け時点では142円台で終わっています。

しかしながら、実際に為替介入する可能性は低く、
これまで過熱的に上昇していたドル円には
ちょうど良い熱さましだったのかもしれませんね。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb22091101
相変わらずの高ボラティリティー状態、
先週も500PIPSほど動きました。

トレーディングとしては簡単だったでしょうか、
青色ゾーンを背にしてロングしていれば
大幅利益になったはずです。

さらに、週後半のショート指向の場面でも
ルールに従えばもちろん獲れましたが、
明確な上向き指向のファンダメンタルズを考えると、
下向きに仕掛けるのは勇気が要りますね。

まぁ、ショートはやらなくても良いでしょう。

また、サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD買い、JPY売り傾向が見られます。

先週に関しては、JPY売り主体での上昇だったようですね。

その他、利上げの影響もあってか、
EURも堅調に推移しています。

さて、月曜からの相場ですが、
現在最も注目されている指標である
CPI(消費者物価指数)の発表が予定されています。

前回は9.1%から8.5%と鈍化しましたが、
今回も鈍化するかどうか。

市場の期待通り今回も鈍化したならば、
ドル買い圧力も弱まるでしょうが、
ドル円を押し下げるまでの威力があるかどうか。

大きく下がるようなら買いのチャンスかも?