先週もまたしても英国とEUとの貿易交渉が最大のテーマでしたが、
いつまでチキンレースを続けるつもりなんでしょか。

報道では悲観論と楽観論の繰り返しで、
それによってチャートは振られっぱなし、
ポンド関連の通貨ペアはまともなテクニカルトレードが
できない状況となっています。

本当の本当の最終期限は年末までのようなので、
もうしばらくの辛抱です。

そして、明るい話題としてはワクチン接種が始まりましたが、
副作用の問題もありますし、
全てがオールクリアになったとしても、
普及までにはまだまだ時間がかかるようなので、
こちらも安心はできない状況です。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb20121301
先週はドル円らしく値幅の狭い1週間となりました。
週を通して60PIPS程度でしょうか、通常運転です。

これだけ狭いとトレーディングも難しいですね。
一応、週中には遅行スパンが陽転して上昇トレンド、
週後半には遅行スパンが陰転して下降トレンドになっていますが、
値幅が伴っていないので大きな利幅は狙えない状況です。

やはり、わざわざドル円でトレードしなくても、
別の通貨ペアでトレードしたほうが無難ですね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
目立った傾向は見られなかったようです。

GBPは上に下にと大きく振られていますが、
これは貿易交渉によるものです。

ドル円だと低ボラで値幅が取り難いですし、
ポンド円だと乱高下でテクニカルが効きにくい。

う~ん、悩ましいです。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き英とEUによる貿易交渉の行方に注目はしますが、
どうせ合意はしないでしょうし、報道で振らされたくないですから、
私はポンド関連の通貨ペアでのトレードは控えるでしょう。

そして、今年最後のFOMCが開催されますが、
現状維持のままでしょうか。

コロナ感染拡大とワクチン期待で揺れ動く中、
今以上の量的緩和策を発表するのか。

とりあえず現状のドル安気運を変えるような材料は出ないと思われるので、
ドル安の方向へ仕掛けたほうが期待値が高くなりそうだと思っています。