先週も新型コロナウィルスの感染拡大と
英・EUの貿易交渉が話題の中心になりました。

新型コロナウィルスの新規感染者は
今もなお日を追うごとに過去最多を更新しており、
一向に収まる気配がありませんが、
唯一、ワクチン開発の期待だけが相場を維持させているようです。

米英では年内にもワクチンが供給されるとの見通しで
それが順調に進み、効果も証明されれば、
長きにわたったコロナ相場も終わりを迎えるでしょうが、
現段階では、まだあくまでも期待だけですからね。

もうしばらくコロナ相場とは付き合わないといけないでしょう。

そして、英・EUの貿易交渉ですが、
最大の焦点である漁業権が合意できないようです。

これに関しては、英側とEU側で悲観論的な報道と楽観論的な報道の繰り返しで、
何が真実なのか分からないまま。

チャートもポンド関連の通貨ペアは上に下にと大きく振れて
とてもトレードできる状態ではないですね。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb20120601
一時的に遅行スパンが陰転した場面があったものの、
ほぼ陽転状態であり、青色スパンも良く効いていますね。

もちろん、ロング指向で臨むべきであり、
青色スパンを背にして押目買いをしていれば問題なかったでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してEUR買いだったと分かります。

そして、GBPは上下に大きく振れているので、
やはり、通貨の強弱の観点からも
GBPは手が出しにくかったと言えます。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き英・EUの貿易交渉に注目ですが、
先ほど「協議を一時中断した」との報道があったようです。

もしこれが本当なら、週初の寄付きはリスク回避、
ポンド関連の通貨ペアは大きくギャップダウンで始まりそうですが、
今となっては報道の信ぴょう性も怪しいですからね。

私としてはとりあえず様子見、警戒感を持って臨んでいきますが、
ポンド関連の通貨ペアはトレード対象外にする可能性が高そうです。