先週は市場の懸念材料がひとまず落ち着き、
それに連動して、為替も落ち着きを取り戻した週となりました。
まずは中東リスクですが、新たな発言等もなく、
小康状態のまま。
そして、米中貿易協議の第一弾の調印式も無事終了。
これでとりえずの懸念材料は無くなり、
NYダウは史上最高値を更新し、日経平均も24000円台に乗せて、
市場参加者の多くは楽観論に傾いているようです。
リスク要因が無くなることは世界情勢的には良いことですが、
トレーダーとしては、材料不足によるボラの低下が心配です。
昨年のような低ボラに悩まされたくはないですね。
では、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
1週間の値幅は60PIPS程度ですか、
普段のUSDJPYは低ボラですが、
さすがに、ここまで狭いとトレードのしようがないです。
ファンダメンタルズ的にはロング指向で、
テクニカル的にもロングの方がやり易かったですが、
あまりにもボラが小さいので、利大を目指すのは難しかったですね。
わざわざUSDJPYを選択しなくても、
ボラティリティのある別の通貨ペアを選択すべきだったでしょう。
次に、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通して明確な傾向は見られなかったですが、
あえていうと、JPY売り気味だったでしょうか。
週前半はEURが強かったのでEURJPYのロング、
週後半はGBPが強かったのでGBPJPYのロングが
やり易かったはずです。
さて、月曜からの相場ですが、
当面の懸念材料が無くなったので、
低ボラながら堅調な相場展開になりそうな雰囲気です。
NYダウはこのまま最高値を更新しつづけ、
USDJPYもさらに一段高を目指す可能性もありそうです。