先週のドル円も堅調に推移して年初来高値を更新、
147.75円付近で大引けを迎えました。
直近の米雇用統計を無事に通過して、ドルが改めて買い直されており、
日銀の緩和継続と相まってドル円はなかなか下げません。
そして、ドル円の147円台は既に為替介入が警戒される価格帯ですが、
なかなか実行されませんね。
金曜日には鈴木財務相の円安けん制の口先介入があり、
一瞬だけ下げましたが、直ぐに買い戻されています。
やはり多くのトレーダーにとっては
”下げたところでは買い”
という認識なんでしょう。
口先介入などは絶好の買い場提供でしかありません。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週初から上昇トレンドになっていましたが、
週中からは介入警戒で上値追いはせずに横ばい、という展開。
トレーディングとしては簡単だったでしょうか。
週明け以降は当然ならロング指向で見ていき、
遅行スパンが絡まってきたら様子見。
金曜日に口先介入で下げるも絶好の買い場提供、
その後の切り替えし、遅行スパン陽転、赤色ゾーン超えでロングできますね。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
USD買い、JPY売り共に起きていますが、
どちらかというと、USD買いの方が強めでしたか。
その他としては相対的にUSD>GBPという状況が続いたので
GBPUSDのショートの方がやり易かったかもしれません。
さて、月曜からの相場ですが、
さすがにここから更にドル円が上昇するとなると、
本格的に為替介入が警戒されます。
先週の鈴木財務相の口先介入の発言内容からすると、
現時点での実弾介入警戒レベルは10段階で8くらいか。
あともう一回口先介入したらその次は実弾介入、という流れかも。
実弾投入に巻き込まれたくない方は、
ドル円、クロス円でのトレードは控えて、
ドルストレートだけでトレードしましょう。