先週は中東情勢の緊迫化に注目が集まりました。

米が最初に軍事攻撃を行い、
それに対してイランが報復攻撃を行ったところまで行きましたが、
何とかその段階で止まったようですね。

トランプ大統領は、
「イランがアメリカ人やアメリカの資産を攻撃したら
 イランそのものを攻撃する」
とまで発言したので、
もしや本当に戦争が、、、とも思っていましたが、
とりあえずは一安心です。

これで早くも米 vs イラン の地政学リスクは落ち着き、
再び市場は米中通商問題に注目するんでしょうか。

では、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20011201
8日だけ一瞬急落していますが、
これはイランの報復攻撃によるものですね。

しかしその後、すぐに回復しており、
全般的な流れとしては上昇トレンドといえるでしょう。

トレードとしては難しかったかもしれませんね。

テクニカル的には買い目線で見るべきですが、
リアルタイムでは、米やイランの発言や行動によっては
急落する可能性もあったので、
USDJPYそのものをトレード対象にするのは危険だと
判断したトレーダーも多かったと思われます。

次に、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
イラン報復攻撃後、トランプ大統領の会見後に、
USD買い、JPY売りが明確になっているのが分かります。

これはリスク選好時に見られる反応ですね。

さて、月曜からの相場ですが、
中東リスクが収まり、再び米中通商問題に注目が集まりそうです。

15日は第一弾の合意調印が行われる予定であり、
さすがにここにきて、合意破棄なんてことはないでしょう。

このままいけば、ほぼ無風で終わりそうで、
となると、為替市場も去年のような低ボラティリティに
戻ってしまうかも知れません。