先週は久しぶりに為替介入が実施されましたね。

鈴木財務相は
「投機による過度な変動は
 絶対に容認することはできない」
と言いつつも、
前回の為替介入から1ヶ月経過しても何もしてこなかったので、
今後は実弾投入せず、口先介入だけで済ますつもりかと思っていたら、、、
市場参加者が少なくなる、つまり、投入金額が少なくて済む
金曜日の大引け間際を狙って仕掛けてきたようです。

介入前のドル円は152円手前まで上げていましたが、
そこから3時間ほどかけて146円前半まで下落、
大引けは147.60円付近で終わっています。

通常、為替介入は実施されるごとに徐々に効果が薄くなっていくものですが、
下げ幅としては1回目の為替介入とほぼ同レベルで600PIPS程度。

おそらく、市場参加者が少なかったおかげで
それなりの下げ幅を達成できたものと思われます。

ちなみに、神田財務官は
「為替介入の有無についてはコメントしかねる」
と発言していますが、
誰が見ても介入していますね。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)
cpb22102301
終盤の為替介入は置いといて、、、
週を通して堅調な相場展開でした。

ファンダメンタルズ的には上目線しか考えられない状況で、
遅行スパンが陽転、且つ、青色ゾーンだけなので、
当然ロング指向でトレードしていきます。

途中、覆面介入?っぽい動きもあり、
運悪くその時にロングポジションを持っていたら
切らされたでしょうが、まぁそれは仕方ないですね。

サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
先週もほとんどの期間でUSDJPYだったので
USDJPYは上がらざるを得ないです。

GBPは徐々に弱くなっていることが分かりますが、
英の政治的混乱を嫌気しているのでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
介入後のドル円の動きに注目です。

通常、ファンダメンタルズに逆らった単独介入の効果は一時的
と言われていますので、
今後は徐々に戻して再び150円突破、
今年の最高値を目指していく展開が予想されます。

しかし、一部報道によると、
FRB関係者が大幅利上げに伴う引き締め過ぎを懸念している
との発言も伝わってきており、
この報道が大きく取り上げられると、
ドル買い気運が弱まっていく可能性もあります。

となると、ドル円もこれまでのような
一方的な上昇にならない可能性もあるかも?

何はともあれ、現時点でのドル円は上目線になっています。